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2011年11月30日(水)

郵便車両 保守代金支払いへ

共産党 未払い改善求め要請

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 郵便事業会社から配達車両の保守・整備業務を委託された「ITカーズ株式会社」(東京都千代田区)が、下請け業者(保守店)へ保守代金の支払いを遅らせてきた問題で29日、同社が未払い保守代金全額(6・5億円)を支払うことが分かりました。各保守店の金融機関口座に30日、振り込まれる予定です。

 ITカーズは8月末、「悪質な小切手詐欺事件」に遭い、8月分の代金10%を払うと、残り90%は「3ヶ月以内」(11月末)としていました。

 その期限をむかえ、同社は車両保守事業を別会社に「事業譲渡」し、その代金を未払い分に充てることを決めました。事業譲渡の相手は「株式会社ジェットシステム」(本社・島根県松江市、松田哲雄社長、従業員600人)。主要業務は、大手電機会社のパソコンシステムサポートなど。

 郵便事業会社とジェットシステムとの委託契約は今年度末まで。保守代金の支払い方法は、ジェットシステム経由ではなく、「郵便事業会社支店→保守店」へと変更になります。

 保守店は全国に約7000店、中小零細のバイク店や修理工場などが多く、現金収入の不足は年の瀬を前に不安を招いていました。

 中国地方で15年間郵便車両の整備を行う男性は「非常に腹立たしい3カ月間だった。以前は郵便局と直だったので支払いも堅かった。業者が入ったとたん部品単価や工賃などでもめた。ITには電話もFAXもしたがでなかった。怒りでいっぱいだ」と話します。

 日本共産党の赤嶺政賢、塩川鉄也両衆院議員、山下芳生参院議員は、全国の保守店から訴えを受け郵便事業会社に要請していました。


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