2011年11月28日(月)
辺野古に新基地つくるな
日本平和大会終わる
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沖縄県内で開かれていた2011年日本平和大会は27日、那覇市内の公園に約1600人が参加して閉会集会を行い、閉幕しました。名護市辺野古への米軍新基地建設に反対し、政府は建設の前提となる環境影響評価書を提出するな、などと訴え、集会後、パレードしました。
会場の緑豊かな新都心公園は、1987年に全面返還された米軍基地の跡地。現地実行委員会の大城郁男副委員長は「県内移設では、沖縄の未来も発展もあり得ない」とのべ、普天間基地の無条件撤去を要求。マイクを握った海外代表が日本語で「基地いらない」とスピーチを結ぶと参加者から大きな拍手がおきました。米軍基地を返還させたフィリピンの代表も「この環境が沖縄中に広がる日を願う。献身と情熱、努力を続けよう」と呼びかけました。
名護市の稲嶺進市長が、「辺野古の海にも陸にも新しい基地は絶対つくらせない。みなさんの力を借り、信念を貫き通す」とあいさつ。参加者はひときわ大きな拍手を送り、稲嶺市長と「普天間にも、辺野古にも基地ノー」と唱和しました。
列島各地の代表がリレートーク。「沖縄県民がんばれ!」と大書した横断幕を掲げた兵庫の代表は、伊丹市で計画される日米共同軍事演習に反対して来年1月に大集会を開くと訴え。馬毛島の基地化への住民ぐるみのたたかいを報告した鹿児島の代表は「熱い連帯こそ勝利の保障になると、元気をもらった」とのべました。