2011年11月27日(日)
9条守る運動さらに
平和遺族会が全国総会
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平和を願い戦争に反対する戦没者遺族の会(平和遺族会)は26日、三重県亀山市で第26回全国総会を開き、新たに結成された神奈川、福岡両県支部を含め、全国から支部代表三十数人が参加しました。27日まで開催。
嶋田祐曠代表世話人は、福島原発事故でふるさとを追われた人たちの「原発さえなかったら」との思いと「戦争さえなかったら」との思いを重ね合わせ、「終わっていない戦争」を終わらせる取り組みや憲法9条を守る運動をさらに進めようと呼びかけました。
大阪府支部からは、戦没者の妻に対する特別給付金が行政の怠慢で未払いになっている問題での国家賠償請求訴訟で、最高裁に上告受理の申し立てを行っている現状が報告されました。
三重県支部から、戦時中の米軍戦闘機による列車銃撃事件の掘り起こし活動を「亀山九条の会」とともに進めていることが報告されるなど、各支部が活動状況を出し合い、「すべての県に支部をつくろう」など積極的な発言が続きました。
総会は、政府にすべての戦争犠牲者への謝罪と賠償を求めていくことと、憲法9条を守り輝かせることを強調したアピールを確認。戦没者妻特別給付金訴訟では最高裁に公正・公平な判断を求める決議を採択しました。