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2011年11月26日(土)

半世紀たちなぜ未完成

吉井議員 核融合技術参考人質疑

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(写真)質問する吉井英勝議員=24日、衆院科学技術特別委

 衆院科学技術特別委員会は24日、ITER(国際熱核融合実験炉=イーター)機構の本島修機構長を参考人として招き、核融合による発電技術などについて質疑を行いました。

 イーターは、国際協力によって核融合エネルギーの実現性を研究するための実験施設です。本島氏は「ウランを使う原子炉のように高レベルで長期に放射線を出し続けるような(廃棄物の)問題はなく、全体の放射性レベルを抑えることができる特徴がある」と強調しました。

 日本共産党の吉井英勝議員は、核融合を動力炉として運用する技術が研究開始から半世紀近くたっても未完成となっている要因について質問。本島氏は「高温のプラズマの保持が難しかったことにつきる」と述べました。

 また吉井氏が核融合炉の核燃料となるトリチウムの除染と回収技術についてただしたのに対し、本島氏は「イーターで安全が実証されて、技術が実用化できると思っている」と答えました。


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