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2011年11月20日(日)

アジア関与政策を説明

米中首脳会談で米大統領

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 【ヌサドゥア(インドネシア・バリ島)=面川誠】オバマ米大統領と温家宝・中国首相は19日、当地で開かれた東アジア首脳会議前に短時間、会談しました。ドニロン大統領補佐官(国家安全保障担当)は会談後、記者団に対して、オバマ氏は米国のアジア・太平洋地域に対する関与強化の理由を説明したと述べました。

 ドニロン氏によると会談は温首相が要請。両氏は18日の夕食会で隣席に座り会話を交わしましたが、温氏がさらに時間を取って話し合うよう申し入れたといいます。会談の内容は経済問題が中心で、オバマ氏は、米国が人民元相場の管理に懸念を抱いていることを伝え、中国政府が国際的なルールを尊重することを求めました。

 オバマ氏は南シナ海問題も取り上げ、航行と交易の自由を保障し、国際的な規範と国際法に従って紛争を平和的に解決するよう求めました。

 南シナ海問題について温首相は、同日のASEAN各国との首脳会議の中で当事国間で解決する重要性を強調し、「外部勢力はいかなる口実があっても干渉すべきではない」と米国をけん制していました。

 ドニロン氏は、「われわれは中国とさまざまな面で複雑かつ重要な関係を持っている」と指摘。米国は自らの国益を再調整するためにアジア・太平洋地域に焦点を当てていると述べ、「これは中国を孤立させたり、封じ込めたりすることとは関係ない」と強調しました。


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