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2011年11月18日(金)

農村貧困人口が減少

中国 10年間で6700万人

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 【北京=小寺松雄】中国政府は16日、「農村貧困対策」白書を発表し、この10年間で農村の貧困人口を約6700万人減らしたことを明らかにしました。

 中国政府は、農村での貧困対策実施の基準となる年収額をこの間徐々に引き上げ、昨年は1人あたり年収1274元(約1万5300円、1日当たり約42円)以下としました。これをもとに算出すると、農村の貧困人口は、2000年末の9422万人から昨年末は2688万人に減少しました。農村人口全体に占める貧困人口の割合は、00年に10・2%だったのが昨年には2・8%に下がりました。

 ただ世界的には、国連では「1日1ドル(約77円)以下」、世界銀行では「1日1・25ドル以下」を算出基準としており、これをあてはめると貧困人口はもっと多くなります。

 白書によると、この10年間で中央と地方各級政府の貧困対策支出は年平均で約12%ずつ伸び、合計で2044億元(約2兆4500億円)になっています。

 白書は今後の課題として「貧困規模が大きく、貧困状態に戻る現象もみられる」ことなどをあげています。


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