2011年11月17日(木)
看護師増・夜勤改善を
医労連が政府交渉・国会要請
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看護職員の増員や夜勤改善などを求めて、日本医療労働組合連合会(日本医労連)は16日、対政府中央行動を実施しました。全国から参加した330人が、国会議員への要請をはじめ、厚労省、文部科学省、総務省との交渉などを行いました。
日本医労連は昨年、「いのちまもる全国縦断キャラバン行動」など運動を展開。看護職員の増員などを求める世論と運動をうけて厚労省は今年6月、5局長連名で通知「看護師等の『雇用の質』の向上のための取組について」を出しました。看護師等の勤務環境を改善することで、医療の体制や安全の確保をめざすもので、労働者の健康と生活に配慮した労働時間の改善、多様な働き方が可能な環境整備をかかげたものです。この日の中央行動では、厚労省5局長通知の徹底と制度化を求めました。
あいさつで山田真巳子委員長は、厚労省5局長通知について、労働基準法以上の取り組みを自治体や施設に求めていることを指摘。患者、医療労働者、病院の安全を守ることは、使用者とも共有の課題だとして、夜勤改善に必要な法改正にむけて、使用者の理解と共同を広げるとともに、世論を広げようとよびかけました。