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2011年11月5日(土)

“2年たてば日本国籍”“辞めても生活保障”

シャンソンは約束守って

バスケ部の元中国選手

不当解雇撤回求め提訴

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(写真)シャンソン化粧品の不当解雇撤回を訴える川村李沙さん(中央)=4日、東京都内

 期限の定めのない雇用契約で不当に解雇されたとして、シャンソン化粧品(本社静岡市)のバスケットボール部に所属していた女性が4日、東京都内で記者会見し、同社に地位確認と賃金の支払いなどを求める訴訟を静岡地裁に起こしたと語りました。訴えたのは元中国選手の川村李沙さん(29、中国名=李莎莎)。19歳のとき、ユース世界選手権で中国代表としてプレーしました。

 女子バスケのトップリーグ出場要件である日本国籍取得について、日本に5年以上居住する必要があるのに、会社からは「来日して2年たてば、日本国籍を取得できる」と誤った情報を与えられ、「将来、バスケット選手を辞めても生活を保障する」との熱心な勧誘を受けて2003年に来日しました。国籍取得まで日本の大学に通い、09年に許可されました。

 昨年9月、世界選手権に日本代表として選ばれるまで実力をつけましたが、大会直前に出場資格がないと判明。2月に突然、構想外だとして解雇を言い渡され、3月末で会社の寮からも退寮させられました。ロンドン五輪を目標にやってきたという川村さんは「シャンソンは約束を守って。選手が安心して活動できる環境をつくってほしい」と訴えました。


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