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2011年11月5日(土)

山下氏

山村復旧に責任持て

防災相 「国土保全の危機」

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(写真)質問する山下議員=4日、参院災害対策特別委

 日本共産党の山下芳生議員は4日の参院災害対策特別委員会で、紀伊半島を襲った台風12号被害の対策について質問しました。

 山下氏は、奈良県十津川村の更谷慈禧村長が、復興に際して過疎化が進む村の存在意義を考え直したと述べていたことを紹介。「地方切り捨て、1次産業切り捨てを進めた国のあり方を見直さなければならない。山村の『現状』と『思い』をふまえた国の支援を」と強調しました。

 平野達男防災担当相は、「山の管理の担い手がいなくなれば国土保全にとって危機的。必ず復旧させなければならない」と答え、過疎化対策をとる必要性を述べました。

 山下氏はまた、山間地に多い小規模な水道施設の復旧について、給水人口50人以下の施設は国庫補助対象外となっており、激甚災害指定による財政支援もないことを批判。「水道は生存と生活に不可欠な施設であって単なる個人財産ではない。国が支援を行うべきだ」と求めました。

 平野担当相は、「問題意識はよく分かる。総務省と相談したい」と答えました。

 山下氏は、奈良県野迫川村北股の土砂ダムなど土砂災害対策、和歌山県の急傾斜地を利用した梅畑が復旧事業の対象外となっている問題、医療機関の復旧・移転新築、学校の災害復旧支援などについても従来の制度を見直し、国の支援を強めるよう求めました。


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