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2011年11月2日(水)

石川被告証言

利息450万円「説明せず」

小沢氏に 4億円借り入れで

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 資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第4回公判が1日、東京地裁(大善文男裁判長)であり、元秘書で衆院議員の石川知裕被告(38)=一審有罪、控訴=の証人尋問が第3回公判に引き続き、行われました。石川被告は、捜査段階で虚偽記載と小沢被告の関与を認めた調書の内容を改めて否定しました。

 石川被告は、調書への署名について、「支援者も聴取を受けていたので、自分を守るためだったかもしれない。判断の甘さ、自分の弱さだと思う」と説明し、「(取り調べの検事に)書かされた調書」とのべました。

 これにたいし、検察官役の指定弁護士は、石川被告が調書で、中堅ゼネコン水谷建設からの現金授受は否定し、小沢被告の関与を認める供述を繰り返している点を指摘。いくつかの調書をプロジェクターで映し出し、「言い分通りの内容になっているか」とたずねると、石川被告は「そこについて、その通り」と認めました。

 また陸山会は、手元に十分な資金を持ちながら、年450万円の利息を払って2004年10月に定期預金を担保にして4億円を銀行から借り入れています。

 この不自然な預金担保融資について、小沢被告の弁護人が「融資を受ける際、不動産担保と定期預金担保を受ける際、どちらが利率は安いのか」と質問。石川被告は「定期預金担保です」と答えました。

 預金担保融資をめぐって小沢被告に対して、石川被告は書類作成のために説明をしたものの、利息については話をしなかったと証言しました。


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