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2021年12月29日(水)

原油噴出 国の支援を

負担年7000万円 自治体限界

たけだ議員が調査・聞き取り

新潟・秋葉区

写真

(写真)流れ着いた原油を手作業でくみ取る現場(右)を視察する(左2人目から)たけだ、倉茂の各氏=27日、新潟市秋葉区

 日本共産党の、たけだ良介参院議員は27日、新潟市で原油が湧き出し河川流出が心配されている現場を倉茂政樹市議と一緒に視察し、対策や国への要望を聞きました。その後、新潟市議団と一緒に、市から除雪費や公共交通について聞き取りをおこないました。

 新潟市秋葉区には、日本一の産油量を誇った油田の井戸跡が多く残され、今でも油やガスが湧く場所があり、市が回収処分してきました。しかし今年に入り新たな場所からの噴出が確認され、河川への流出を防ぐため、原油の回収や、油と水を分離する装置など新たに約4千万円の補正予算をつけて対応を強化しています。

 たけだ氏らは、湧き出た原油が流れ着く貯水槽から手作業でくみ取りを続ける現場などを視察。市職員から「このままでは年間7千万円以上の処理費用が見込まれ、負担しきれない」と国の支援への要望があり、たけだ氏は「国は採掘業者に鉱業権を与えた責任があり、後処理も国の責任で支援するよう働きかけていく」と答えました。

 除雪費については、10日間で150センチも雪が降った2021年冬など豪雪のたびに除雪費が市の財政を大きく圧迫すること、普段は少雪でも除雪業者の待機費が必要なことなどを考慮した地方交付税の基準や額の見直しなどの要望があり、たけだ氏は「省庁に弾力的な支援を求めていく」と答えました。


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