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2021年8月24日(火)

比例ブロックの様相

近畿(定数28) 4議席絶対回復へ

命優先の政治に共感

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(写真)衆院近畿比例予定候補の(左から)宮本、こくた、西田、こむら、たけやま、清水の各氏

 近畿ブロックの定数は28と11ブロックのなかで最大。自民、公明の与党と補完勢力の維新で3分の2を占めています。前回2議席を失い現有2議席の日本共産党は、比例で180万票、20%以上、4議席の絶対回復(12年ぶりの女性衆院議員誕生)をめざします。

 前回、日本共産党は1支部ごとにみると、あと4票で3議席、あと77票で4議席でした。近畿で大激戦を勝ち抜き政党の力関係を変えることは「野党連合政権樹立の大きな力になる」と、こくた恵二国対委員長・衆院議員(京都1区重複)、宮本たけし前衆院議員(大阪5区重複)、清水ただし衆院議員(大阪4区重複)、こむら潤予定候補(兵庫8区重複)、たけやま彩子予定候補、西田さえ子予定候補を先頭に全力をあげています。

「二重の人災」

 コロナ対策をめぐる菅自公政権の無為無策・逆行と大阪では維新政治との「二重の人災」で近畿では1日の新規感染者が4500人を超え(20日)、大阪では死者が全国最多を続けています。「命の選別が行われている。命のバトンをつなぐ政権をつくる」(東大阪生協病院の橘田亜由美院長)ことは切実です。

 日本共産党は、近畿各地で調査・懇談を重ね、「原則自宅療養」方針を撤回し臨時の医療施設などの大規模な増設・確保、大規模検査の実施、医療機関の減収補てん、飲食店など事業者への十分な補償などを求めて、国会や地方議会で奮闘。200カ所以上で視聴された近畿業者後援会のオンライン決起集会では清水衆院議員と大門実紀史参院議員のトークで、利用430万件、5・5兆円と最大の中小事業者支援となっている持続化給付金の創設・支給改善に果たした党議席の値打ちが浮き彫りになりました。

 「五輪・パラリンピックより命が大事」「カジノでなくコロナ対策を」「北陸新幹線延伸より感染爆発収束に全力を」など大型開発・浪費でなく命を優先する政治への転換を訴える共産党への共感が広がっています。

保守派の支持

 菅内閣への支持率が低下し続け、選挙区によっては自民党候補と菅首相との2連ポスターが消えるなど政権与党内にも矛盾が露呈。維新は「大阪の改革を全国に」と叫ぶものの、中間選挙でコロナ対策が語れなくなりました。自民党との「野合」を批判していた維新が兵庫では自民党といっしょに県政を担うに至っています。

 自民党の重鎮国会議員を支援してきた京都の伝統工芸士団体トップが「比例は共産党に投票してきた」と自民党国会議員の前で堂々と語るなど、保守の人たちにも共産党支持が広がる可能性がある情勢です。

 「比例を軸に」と大阪の19選挙区すべてで開催したオンライン演説会は視聴回数1万5千回を超え、22日には小池晃書記局長を迎えた大阪オンライン演説会に結実。京都でも6選挙区ごとの演説会を積み重ね28日には志位和夫委員長を迎えた全府的なオンライン演説会を視聴1万人規模で計画しています。

 「近畿での躍進なくして全国の躍進なし。比例180万票達成には対話・支持拡大の倍加が必要。担い手を思い切って広げ、自力をつけよう」(柳利昭党近畿ブロック責任者・党大阪府委員長)と呼びかけています。


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