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2021年6月9日(水)

性交同意年齢発言

本多議員に批判

 刑法の性犯罪規定の改正をめぐり、立憲民主党の本多平直衆院議員は7日夜、同党の法改正案を取りまとめるワーキングチーム(WT)の5月10日の会合で、現行13歳の性交同意年齢を16歳に引き上げるとのWT案に対し、「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」と発言したと明らかにしました。同氏は問題の発言を事実だと認め、「私の発言は不適切で、おわびして撤回する」と表明。福山哲郎幹事長が口頭で厳重注意しました。

 発言に対し、仁籐夢乃・コラボ代表は「こんな人が議員とは絶望的だ」、中野晃一・上智大教授は「立憲民主党は、本多平直議員のことちゃんと処分しないとダメだ」とそれぞれツイッター上で批判しています。

 刑法の現行規定では、13歳以上は成人同様に性交に同意できるだけの判断能力があるとみなされ、中学生への性搾取など性被害に対する保護が極めて不十分な状態です。法務省の刑法改正に向けた検討会では、せめて義務教育が終了する16歳への引き上げを求める意見が出ていました。

 本多氏の発言は子どもの性被害に対する無理解を示すもので、性搾取を助長しかねません。


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