2012年3月16日(金)
2条例 反対署名10万人分
大阪連絡会 知事に提出
橋下市長にも9万人署名
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大阪労連などでつくる「教育基本条例」「職員基本条例」の制定を許さない大阪連絡会は15日、松井一郎知事に対し教育・職員2条例制定に反対する署名10万4151人分を提出するとともに、「憲法が保障する『思想・良心の自由』をふみにじる」府立高校教職員への処分に抗議する要請書を府教育委員会の中西正人教育長に提出しました。
要請書は、「君が代」の起立・斉唱に従わなかった教職員を処分することは憲法19条が保障する「思想・良心の自由」を侵すものと批判。府立和泉高校では、「口が動いているかどうか」を監視し、「口をこじあけてでも歌わせるとの態度は、教職員の人格まで支配する、『思想調査』と同質のもの。憲法をふみにじる職務命令と常軌を逸した校長の行為で教職員が処分を受けることはあってはならない」と断じています。
大教組の田中康寛委員長は、橋下徹大阪市長が府知事時代に強行した「君が代」起立強制条例も、教育・職員基本条例案も、教育や公務の根本を覆すという中身がまったく府民に知らされていないことが署名行動で明らかになったと指摘。さらに署名を広げていきたいとのべました。
同連絡会はまた、橋下大阪市長に対し2条例反対署名9万1386人分を提出。同署名は1次提出分と合わせて知事・市長宛て双方で36万人を超えました。