地方

木曜日付の「地方・総合」のページでは、各地の話題を「地域発」でとりあげています。

2日付 クローズアップ 関西 建設アスベスト訴訟 連続勝訴 関西でたたかい前進 国と企業の責任明白 迅速な救済を
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          アスベスト被害の救済を求め、京都地裁に入る原告ら=1月24日、京都市中京区

 

16日付 クローズアップ 名古屋 金山駅周辺開発 市民の署名に反響 憩いの公園 残して

23日付 クローズアップ 栃木 宇都宮市LRТ(次世代型路面電車)計画 疑問・不安が続出 何が問題? 公共交通網 住民合意でこそ

 このほか、火曜日付~日曜日付の5つの地方版でも各地の話題とニュースを報じています。その主な記事を紹介します。

【北海道・東北のページ(東日本総局)】

*(3日付)クローズアップ 届いた!就学援助金 先生たちから生徒らへ 宮城県高教組、ことしも実施

*(7日付)市民と野党 共闘しよう 札幌市北区で「トークカフェ」 金倉党2区候補 松木民進議員を迎え
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                         決意を述べる金倉氏(右)と松木氏(その左)=4日、札幌市北区

 

*(26日付)共謀罪 冗談じゃない 反対署名次々

【首都圏のページ】

*(8日付)共産党会議に各野党代表が出席 〝民主主義奪還へ結集〟 山梨 埼玉

*(19日付)市場の原点は安全・安心 東京・築地で署名・トーク・デモ行進 〝現在地再整備を〟の声も
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築地市場の豊洲移転を中止を含めて抜本的な検討を求めてデモ行進する人たち=18日、東京都中央区の築地市場前

 

*(24日付)子どもに向き合う教育こそ 横浜で集会 中学校給食の実施・いじめ根絶…

【東海・北陸信越のページ】

*(4日付)時給845円で暮らせる 愛労連が「最賃体験」 1カ月挑戦 青年労働者を激励

*(19日付)リニア 騒音・渋滞どうなる 非常口新設説明会 住民「対話継続を」
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*(28日付)受験生「学費高すぎ」 共産党・民青が対話 給付制奨学金を 親が「お金がない」と…

【近畿のページ】

*(3日付)京都市 敬老乗車証、改悪見送り 市民の粘り強い運動実る

*(5日付)本気の共闘で政権倒す 憲法と平和・原発・沖縄を考える 和歌山でシンポ 4野党あいさつ

*(8日付)韓国カジノ 地域崩壊まざまざ わたなべ結衆院候補 視察リポート
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                             サブ村共同推進委員会と懇談する、わたなべ結さん(右)
 

【西日本(中国・四国・九州・沖縄)のページ】

*(3日付)西日本リポート 岡山市 遅れる受動喫煙対策 市民「完全分煙を」 赤ちゃん・児童など心配

*(19日付)熊本地震10カ月 復興・再建 国費で 共産党県委、県に22項目提言

*(25日付)西日本リポート 原発ゼロの声 粘り強く 徳島 240回超えた金曜行動
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                  240回を超える金曜日のデモ行進。右端が手塚さん=1月27日、徳島駅前


地方取材網

「しんぶん赤旗」の地方取材網は、北海道(札幌)、東北(仙台)、首都圏(東京)、東海・北陸信越(名古屋)、北陸信越(長野)、関西(大阪)、中国・四国(広島)、西部(福岡)の8カ所に総局・支局があり、各都道府県に専任の通信員を配置、地方議員(団)・党員の皆さんから通信が寄せられます。
「しんぶん赤旗」地方総局の住所・連絡先はこちら


◎クローズアップ/建設アスベスト訴訟連続勝訴/関西でたたかい前進/国と企業の責任明白、迅速な救済を

 建設労働者や遺族がアスベスト(石綿)被害に対する賠償を求めた建設アスベスト訴訟は、勝利判決を積み重ねて確実に前進しています。なかでも、昨年1月の関西訴訟(大阪地裁、京都地裁)の連続勝利判決はたたかいを飛躍的に前進させました。(安岡伸通)

 京都訴訟弁護団団長の村山晃弁護士は「すでに国の責任を認める司法判断は揺るぎないものになっている」といいます。
 東京、福岡、大阪、京都の各地裁で4度にわたって国を断罪する判決が続きました。2014年10月の泉南最高裁判決も含めれば国は5連敗になります。
 関西訴訟では、大阪地裁判決で、石綿建材の製造禁止の遅れを違法と認定しました。
 京都地裁判決では、初めて企業の責任を認定。石綿建材の危険性の警告表示なしに販売、流通させたこと自体を「加害行為」としました。建材の企業シェア(市場占有率)をもとに、個別被災者ごとに病気を発症させた原因企業の責任を追及する「新たな主張立証」が認められた画期的な判決でした。
 関西訴訟は1陣、2陣合わせて約70人の被害者を擁し、首都圏に次いで大きな建設アスベスト訴訟です。
 大阪訴訟弁護団団長の村松昭夫弁護士は「関西訴訟は、国責任でも、企業責任でも、最も高い到達点を築きました。さらなる前進を勝ち取る条件が最もある訴訟でもあります」と強調します。

第2陣が提訴

 京都で1月24日、第2陣が提訴され、記者会見で原告が無念の思いを語りました。
 京都市右京区の北村せつ子さん(73)は左官工だった夫の勝彦さん(享年69)を2014年10月に亡くしました。
 入退院を繰り返しながらも「おまえらの生活が心配や。何が何でも生きる」と気丈に振る舞っていた勝彦さん。「頼むから死なせてくれ」。初めて漏らした弱音は救急車の中でした。せつ子さんは「仕事に誇りを持ち、家族思いの夫でもつらかったんだろう。無念を晴らしたい」と涙を浮かべました。
 石綿は吸い込むと肺に刺さり、長期の潜伏期間の後、肺がんや中皮腫などを引き起こすため「静かな時限爆弾」ともいわれます。
 火に強く安価な石綿は国内に1000万㌧が輸入され、7割以上が建材に使われました。石綿関連疾患による労災認定者数は15年度967人で、52・6%を建設労働者が占めています。毎年1000人近くの被害者が生まれており、救済制度の設立は急務です。
 京都訴訟弁護団の大河原壽貴(としたか)弁護士は「企業責任をはっきりさせることが救済制度を整える一歩になる」と話します。

〝基金〟創設を

 訴訟を支援する全国建設労働組合総連合(全建総連)は、迅速かつ幅広い救済を求め、被害者が裁判によることなく補償を受けられる「石綿被害者補償基金制度」の創設に取り組んでいます。
 全京都建築労働組合の松原秀樹書記次長は「危険と分かって商品を流通させ、もうけていた企業、それを規制しなかった国の責任は重い。まじめに働いていた従事者が罹患(りかん)し、次々と命を落としています。国や企業は被害者に謝り、早期に解決し、対策を打ってほしい」と話します。
 全建総連は基金設立などを求める国会請願署名を150万人集め、自民党を含む超党派の議員237人を紹介議員として国会に提出しました。
(2月2日付)


◎市民と野党、共闘しよう/金倉党2区予定候補・松木民進議員を迎え/札幌市北区で「トークカフェ」

 北海道の「市民と野党の共闘を求める2区の会」は4日、札幌市北区で、民進党の松木けんこう衆院議員と日本共産党の金倉まさとし衆院道2区予定候補を迎え、「トークカフェ」を開催しました。90人を超える市民が参加し、両氏の訴えに耳を傾けました。

 参加者から、経済政策や原発再稼働、子育て支援などについて両氏に質問。北区の男性は、市民と野党の共闘について「衆院5区補選で共闘ができたが、共闘を前進させるため市民は何をすればいいのか」と問いました。
 松木氏は「5区補選は共闘のきっかけとなり、その後も前進してきている。まずは選挙に行ってもらうことが大事」と述べ、金倉氏は「北海道は5区で経験しているので本気の共闘をすれば勝てます。2区の会も大きな力になります。力を合わせてがんばりたい」と語りました。
 会場からの質問に一つひとつ答えた両氏は最後に、それぞれ決意を述べました。
 松木氏は「たたかいだから勝たなければなりません。やすやすと自民党に明け渡すわけにいかない。幸せの土台づくりをするのが政治家の役目であり、そのためにも共闘は当然やっていかなければならない」と語りました。
 金倉氏は「安倍政権に変わる受け皿がまだできていないが、市民と野党の共闘が勝利すればこう変わるとアピールすることが大事です。どちらが候補になったとしても、統一候補の勝利のため一緒にたたかっていきたい」と訴えました。
(2月7日 北海道・東北のページ)


◎市場の原点は安全・安心/〝現在地再整備を〟の声も/東京・築地で署名・トーク・デモ行進

 東京都中央区の築地市場前で18日に行われた「築地市場の豊洲移転中止など抜本的検討を求める署名」の大デモンストレーション(「豊洲移転中止署名をすすめる会」主催)は、「築地でいいじゃないか」「豊洲移転は今すぐやめよう」「食の安全みんなで守ろう」という市民の声であふれました。
 リレートークでは都民3人が発言。中央区に住む女性は「築地の交差点で、築地市場の現在地再整備を求める宣伝を毎月続けて、78回になる。都知事選で小池百合子知事が『立ち止まって考える』と言ったのは、反対運動の成果だ。問題山積みの豊洲移転をやめ、現在地再整備を進めるべきだ」と訴えました。
 元学校栄養士の女性は「私が原点としてきたのは食の安全・安心だ。だから子どもたちに『残さず食べよう』と言えた。安全でない物を食べさせることは、許してはならない。この先50年、100年と築地が安全・安心の食材の源になってほしい」と語りました。
 生まれも育ちも江東区という女性は「私が子どもの頃、東京ガス豊洲工場では石炭の山が連なっていたことが記憶に残っている。危ない所に食べ物を扱う市場が来るなんて、食の安全・安心が守られるか心配だ」と述べました。
 この日の署名・宣伝に呼応して、全労連全国一般東京地方本部などは築地市場周辺でデモ行進に取り組みました。沿道では手を振って通りかかる人や、店から出て「ずい分いるね。大したもんだよ」と話し合う店員の姿などが見られました。
 労組の仲間と参加した練馬区の女性(65)は「都は毒物を『封じ込める』と言っているが、豊洲(新市場予定地)は埋め立て地で、地震が来たら壊れかねない。築地は世界の宝だ」と言います。
 デモ行進を見て拍手していた男性(57)は、豊洲予定地で高濃度の汚染物質が見つかったことに「ここまでひどいとは思わなかった。都は『きれいにしたから大丈夫』と言っていたけど、根底から崩れた。築地は海外からもお客さんが来るのだから、このブランドを生かしてもらいたい」と話していました。
(2月19日付 首都圏のページ)


◎韓国カジノ/地域崩壊まざまざ/わたなべ結衆院予定候補、視察リポート

 日本共産党の、わたなべ結衆院予定候補(比例近畿ブロック、大阪3区)の韓国・カジノ視察リポートを紹介します。

町起こし委員会職員も「代替産業にならない」

 大阪はカジノ誘致の有力候補地です。今国会で実施法をつくらせないために、急いで「カジノあかん」の世論を広げる必要があります。
 そのために、2月1日から3日間、韓国国内で唯一、韓国人が入れる江原(カンウォン)ランドに視察に向かいました。主にカジノ視察、賭博中毒の対策をしている「賭博中毒管理センター」(国が設置)と「賭博中毒センター」(江原ランドが設置)、町起こし事業をしている「サブ村共同推進委員会」と懇談するためです。

IRごまかしだ

 江原ランドは、ホテル、ショッピング、スキー場なども併設しているIR(統合型リゾート)です。しかし、懇談の中でも「IRというのはごまかしだ」という言葉が先方から出されたように、収益の9割方がカジノであり、カジノがなければ成り立ちません。
 カジノが入るきらびやかな建物は、ソウルから車で約3時間半、マイナス10度の雪山の中に建っていました。周辺には車の絵を掲げた質屋やマッサージ店が軒を連ねるという、他の娯楽施設にはない特異な光景が広がっていました。私がカジノに入場したのは水曜日の夜8時頃。平日にもかかわらず入場口には列ができ、入場者数は約4000人と掲示がありました。平日は平均6000人、週末になると約1万人が訪れるそうで、その95%が国内客、多くがソウルから何時間もかけてやって来ると聞きました。入場料はかかりますが、一度入れば、甲子園球場の3分の1の広さの中で、朝10時から翌日の朝6時まで何時間も賭け続けられるわけです。スロットは空いている台がなく、予想外の盛況ぶりにため息をつきました。
 こうした環境の中で生み出されるカジノ賭博中毒の罹患(りかん)率は、競馬や競輪など他の賭博よりも高く59・2%、10人に6人にもなると説明されました。賭けた結果が短時間で出るためです。「賭博中毒センター」での懇談の最中には、「早く入れてよ!」と大声で泣き叫ぶ女性の声が聞こえてくる場面もあり、深刻さの一端を垣間見て、胸がつまりました。
 同時に、どの懇談でも深刻な問題として強調されていたのは、カジノによる破産、離婚、自殺、青少年への影響などによって、地域社会が壊れてしまう問題です。もともと、江原ランドがあるチョンソン郡は、1960年代から80年代まで炭鉱の町として栄えました。しかし、石油に取って替わられる中で衰退し、政府がカジノ誘致を提案し、2000年に設置された経緯があります。「サブ村共同推進委員会」によると、元鉱員が江原ランドに雇用される面もありましたが、その一方で住民の中に賭博中毒が広がり、青少年の犯罪率は全国平均の3倍に上り、働くことへの価値観が変わってしまったといいます。

大阪には弊害大

 「カジノ廃止は選択肢にありますか?」という問いに、職員の方は、「カジノができても人口は減ったまま。代替産業にならないとわかった。将来、カジノ『縮小』を打ち出していきたい」とおっしゃっていました。ただ、新たな代替産業の対案がなく、完全に無くすのが難しい「必要悪」だというのです。日本の原発や米軍基地問題と重なりました。
 どの懇談の場でも、「なぜ大阪にカジノをつくるのか理解できない」「大都会につくる弊害は大きい」と言われました。視察では、一度カジノをつくってしまえば、地域社会が壊され、依存せざるを得ない状況に追い込まれる危険が浮き彫りになりました。実際にそうした状況を体験されている方々の重い言葉を聞いて、まともな街づくりや経済成長のためには「つくらせない」ことが一番であると確信を深めました。実施法をつくらせない今のたたかいが非常に重要です。ストップするために、力を尽くします。
(2月8日付 近畿のページ)


◎西日本リポート/徳島/原発ゼロの声粘り強く/負の遺産残したくない/240回超えた金曜行動

 福島原発事故から6年が経過するなか、徳島県では粘り強く、多彩に原発ゼロの取り組みが続けられています。(徳島県・藤原肇)

 金曜日の夕方6時。徳島駅前で「原発いらない」「再稼働反対」の声が響きます。
 デモ行進を笑顔で見つめる店主、塾の窓から手を振る子どもたち、一緒にコールする若者など、週末の恒例行事になっています。
 駅前に来るたびに毎回カンパするという徳島市の女性(55)は「子どもたちの未来のためにも原発絶対反対です」と語りました。
 「原発再稼働反対! 徳島有志の会」の呼びかけで2012年7月13日から始まった金曜行動は、年末年始も欠かさず続けられ、240回を超えました。

あきらめない

 代表の手塚弘司さん(56)は「他県の人が『徳島でもやっている』と感激してくれます。全国の運動とのつながりを感じます」と言います。
 昨年の参院選での「オール徳島」の取り組みで知り合った人たちなど、参加者は広がっています。手塚さんは「私たちは、あきらめない。原発ゼロの声をあげ続ける」と語ります。
 毎月11日に徳島駅前で、「伊方原発は即時停止に」と署名、宣伝に取り組んでいるのは、「原発ゼロ徳島連絡会」です。労働組合や民主団体が集まり、11年12月に発足。3月11日には毎年、「福島を忘れるな! 3・11徳島県集会」を開催しています。
 物理学者で共同代表の一人、服部敏彦さん(80)は「県南での原発建設を断念させた先人の意思を受け継ごう」と訴えています。
 50年前、海南町(現海陽町)、阿南市で原発立地計画が持ち上がったとき、地元学習会に日本科学者会議から講師として参加。「原発の危険性の理解が深まり、住民は断固反対した」と当時を振り返ります。
 服部さんは「科学の悪用、誤用をやめさせるのは、科学者の責務です。命ある限り取り組む」と語ります。

子の姿支えに

 原発ゼロ徳島連絡会も含め、平和、環境問題に取り組む幅広い団体でつくる「さよなら原発徳島実行委員会」(12年3月結成)は毎年7月下旬に、「福島から徳島へ、子どもふれあい事業」を行っています。福島の親子約30人が6日間滞在し、徳島の自然を満喫しています。
 代表の藤永知子さん(63)は「元気になって帰る子どもたちを支えにやってきました。福島の厳しい現状を身近に感じる機会になっています」と語ります。
 四国電力徳島支店に毎年申し入れを行い、伊方原発の再稼働断念、廃炉を求めています。
 新潟県知事選で再稼働反対を掲げた野党候補の勝利に「希望が見える」と言う藤永さん。「(野党は)立憲主義だけでなく、原発廃炉でも一致してたたかってほしい」と語ります。
 藤永さんは言います。「原発がある限り、すべての国民が当事者です。負の遺産を未来に背負わせてはいけない」

これからの取り組み

 ▽3月11日(土)午後1時~、徳島駅前、「福島をわすれるな! 3・11県集会」(主催・原発ゼロ徳島連絡会)
 ▽18日(土)午後1時~、県教育会館、総会・記念講演「近づく南海地震と直下型地震―ゆれと津波の備えは大丈夫か?」(主催・さよなら原発徳島実行委員会)
(2月25日付 西日本のページ)

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