テレビ

~3月のテレビラジオ面~

☆有村架純さん登場 朝ドラ「ひよっこ」語る

☆東日本大震災から6年~中村雅俊さんの思い

☆安達祐実さん 「ふつうのママ役が新鮮!」

 

□有村架純さん登場 朝ドラ「ひよっこ」語る(13日付)

 NHK朝ドラ「ひよっこ」でヒロイン・みね子を演じる有村架純さんが意気込みを語ります。高度成長期、集団就職で茨城県の農村から上京したみね子の奮闘を描く物語。「彼女は喜怒哀楽が激しいので、感情の作り方を試行錯誤しています」(記事を読む

□東日本大震災から6年~中村雅俊さんの思い(6日付)

中村雅俊さんは東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町出身。今もふるさとの支援活動を続ける中村さんは、BS‐TBS「震災から6年~風の彼方に」(3月11日放送)で、前を向いて生きる子どもたちを取材しました。(記事を読む

□安達祐実さん 「ふつうのママ役が新鮮!」(27日付)

 名子役から母親役へ…。着実に歩み続ける安達祐実さんが、NHKBSプレミアム「PTAグランパ!」で演じる〝ふつうの母親〟役の魅力を、たっぷりと。自身の長女も小学5年生で、「ドラマはまさに現実そのまま」と言います。(記事を読む

●加熱する薬物報道に「ガイドライン」~支援・家族団体らが提起(2日付)

芸能人らの薬物事件報道が過熱するなか、支援・家族団体らが「薬物報道ガイドライン」を提起しました。薬物依存からの回復を目指す当事者やその家族に与える弊害とは? 「望ましい報道」「避けるべき報道」の、おもなガイドライン一覧も掲載。(紙面を見る

●「現実」伝え、風化防ぐ~奮闘する福島中央テレビの若手スタッフ(20日)

 福島原発事故の実態を伝え続けている地元の放送局・福島中央テレビが、「故郷のあの川へ~避難区域のサケ漁」を制作しました(日本系「ドキュメント17」で3月26日放送)。サケ漁復活に挑む漁師に、若手記者が3年間密着しました。(紙面を見る

●倉本聰さんが新しい試み・帯ドラマ「やすらぎの郷(さと)」(30日付)

脚本家・倉本聰さんが実現させた帯ドラマ「やすらぎの郷(さと)」が、4月3日から始まりました。老人ホームにシナリオライターや往年のスターたちが集う「中高年のためのドラマ」(倉本さん)。石坂浩二さん、浅丘ルリ子さんら出演者のコメントも。(記事を読む

●ドラマで活躍・多彩な顔が登場 1月の「休憩室」(毎週土曜日掲載)

林遣都さんは、物静かさの底に潜む激しさが魅力。NHKBSプレミアム「アオゾラカット」(3月15日放送)、NHK総合「火花」での〝主役の重さ〟を語ります。

☆元女子プロレスラー・惡斗さんは、イモトアヤコさんと強力なタッグを組みました。NHK「あなたにドロップキックを」(3月17日放送)で、迫力の技がさく裂!

花田ゆういちろうさんは、はNHKEテレ「おかあさんといっしょ」の12代目「うたのお兄さん」に。ミュージカル俳優を目指した経験を「うた」で深めます。

武井壮さんは、BS日テレで始まる「武井壮のゴルフ コロッセオ」でゴルフ「ガチ対決」に挑みます。〝百獣の王〟と呼ばれるアスリートは「僕の負ける姿も楽しんで」。

●好評・「試写室」 新ドラマ、ドキュメンタリーを紹介

ジャーナリストや作家、詩人ら多彩な執筆陣が、新作ドラマやドキュメンタリーなどの話題作を取り上げ、見どころを伝えます。みなさんは今夜、どの番組を選びますか?

♪♪♪毎週月曜日付は「テレビ・ラジオ特集」です♪♪♪

 毎週月曜は1面を使った特集面をお届けします。最新のテレビ・芸能情報から、話題の人へのインタビュー「思いのままに」など内容も多彩。一流執筆陣によるコラム「波動」は放送界の「いま」を深く切り取ります。毎月1回、気鋭の若手ライター・武田砂鉄さんの「いかがなものか!」、演出の巨匠・鶴橋康夫さんの「ドラマの種」、テレビ評論の重鎮・松尾羊一さんの「ドラマのドラマ」、脚本家や映画監督として羽ばたく足立紳さんの「七転びな日々」と、読みごたえたっぷりのコラムを、どうぞ!

◆「波動」執筆陣(50音順)◆

 石井彰(放送作家)、河野慎二(ジャーナリスト)、桜宮淳一(在阪テレビ局報道記者)、隅井孝雄(ジャーナリスト)、利元克巳(広島マスコミ9条の会)、桧山珠美(テレビコラムニスト)、藤久ミネ(評論家)

♪♪♪読者・視聴者の「声」で紙面をつくります♪♪♪

◇あなたも投稿してみませんか~「みんなのアンテナ」
「あのドラマは感動した!」「ちょっとこの番組はヘンじゃない」…。テレビ・ラジオ番組の感想を募集しています。また、放送問題への意見も大歓迎です。

◇新たに投稿募集~「私のイチオシ番組」
 心に残った番組はありませんか? ドラマ・ドキュメンタリーを問わず、〝私のこの一本〟といえる、おすすめの番組を、その理由や思い出とともにお寄せください。

「みんなのアンテナ」「私のイチオシ番組」は、ともに200字程度の原稿にまとめ、①住所②氏名(紙上匿名可)③年齢④電話番号を記入のうえ、以下のあて先・アドレスに送付してください。掲載の場合は薄謝を進呈します。

はがき・手紙の場合
〒151-8675  東京都渋谷区代々木郵便局私書箱62号

   【FAXの場合
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 【Eメールの場合
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※いずれの場合も「みんなのアンテナ係」と明記してください。


◎思いのままに/朝ドラ「ひよっこ」主演 有村架純さん/生きてるっていいと思える作品に

 有村架純さん、24歳。繊細な心の動きを演じて、主演が続きます。4月3日から始まるNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロイン役で登場。「すてきな作品を作っているという思いが強いです」と意気込みを語ります。(萩原真里)

 1960、70年代の高度成長期に精いっぱい仕事をして日本を支えた名もなき人々の物語です。有村さんが演じるのは谷田部みね子。茨城の農家で育ち、高校卒業後に集団就職で上京します。題名の「ひよっこ」には、自分の殻を破って成長する意味が込められています。
 「『家族が好き』『働くことが好き』とまっすぐな感情で物事に向き合う女の子です。不器用だけど一生懸命なみね子を応援してもらえたらうれしいです」

集団就職の手紙

 脚本は岡田恵和さん。「ちゅらさん」で現代を、「おひさま」で戦争を挟む時代を描き、「まだ書いたことがない時代を」と選びました。
 岡田さんが「見ている方に愛していただけるという条件に、すごくぴったり。みんなを引っ張るタイプのヒロインではないので、高度なお芝居が要求される」と、主演に有村さんを希望しました。
 18歳から30歳すぎまでを演じます。
 「試行錯誤して役を作っています。喜怒哀楽が激しいので、感情の作り方に苦戦しています。ここで笑っていたのにもう泣くの? 泣くまでの時間が短いので悩みますね」と有村さん。
 みね子にモデルとなる人物はいません。12人のスタッフが当時のことを調べ、30人ほどの集団就職経験者にも取材。寄せられた手紙の中のエピソードなどをドラマに盛り込んでいます。仲間と支え合いながら意欲的に仕事に取り組んでいた姿が描かれます。
 「みんなが生き生きとして、いろんなことに前のめりになっていた時代だと思います。今は就職することも難しいですよね。生きてるっていいなって思える作品にしたいです」

少しだけ周りを

 自身が女優を目指して兵庫から上京したのは7年前。「不安を持っていたみね子とは違って、『早く行きたい』という楽しみな気持ちの方が大きかった」と振り返ります。「母が『いつでも帰っておいで』と。安心できる言葉でした。でも、頻繁には帰りたくなかったので、帰省は年に1回と決めていました」
 3年前の朝ドラ「あまちゃん」で、小泉今日子さん演じる春子の高校時代を演じました。「あの時は、一つのことにしか集中できませんでした。いまはちょっとだけ周りを見られるようになったかな」
 みね子の一番の魅力は「うそをついても絶対にばれちゃうという、素直なところ」と語ります。「大切な作品としてずっと引き出しにしまっておけるような作品になればいいなと思っています」

ひよっこあらすじ
 東京五輪が迫っていた1964年秋。奥茨城で育った高校3年の谷田部みね子は、母・美代子(木村佳乃)らと畑仕事を頑張っていました。東京に出稼ぎに行った父・実(沢村一樹)が行方不明に。みね子は、父を捜すために集団就職で上京します。工場の寮の舎監(和久井映見)や、派出所の警察官(竜星涼)との出会いが待っていました。五輪後に工場が閉鎖されると、洋食屋へ。おかみさん(宮本信子)や料理長(佐々木蔵之介)の下で働き始めます。

 ありむら・かすみ 1993年生まれ。兵庫県伊丹市出身。2010年、ドラマ「ハガネの女」でデビュー。2016年、映画「ビリギャル」で第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞と新人俳優賞を受賞。同年、ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」に主演。
(3月13日付)


◎震災6年/俳優 中村雅俊さん/BS―TBS「震災から6年~風の彼方に」ナビゲーター/いずれ、出口は来る

 東日本大震災からまもなく6年。甚大な被害に遭った宮城県女川町出身でBS―TBS「サタデードキュメント」(土、前10・0)のナビゲーターを務めている中村雅俊さんに話を聞きました。11日には、被災地で自ら子どもたちを取材した「震災から6年~風の彼方に」を放送します。(木薮健児)

 震災以後、支援活動のために何度も被災各地を訪れてきた中村さん。今回は、故郷・女川の中学校でバスケットボールに打ち込む少女や、岩手県大船渡市で漁師をめざしていた3兄弟、震災後に2校が合併した宮城県東松島市の小学校などを訪ねました。

切ない子ども心

 6年の間に、復興・復旧で変わっていくものがあるなかで、一番急激に変わったのは子どもたちではないかと言います。
 「津波で大勢の友達を亡くして、『自分は生きていてよかったのか?』とクエスチョンもつけば、死んだ友達の分まで生きようというプレッシャーも感じていて、複雑なんですよ。それを小学生が背負ってきた。すごい現実だなと。悔やんでも嘆いても変わらない事実の中で生きるしかないけど、他の子たちより、はるかにたくましく成長するんじゃないかと思うんです」
 周囲を心配させないために、努めて明るくふるまう子どもたちの姿も見てきました。
 「母親を亡くした子も、周りに求められているものが子ども心にわかっていて、演じているんですね。いじらしいけれど、もっと自分勝手に思いのままに生きていけばいいのにと、切なく感じることもあります。肉親を亡くした子どもの心のケアには相当な時間が必要になるだろうと思います」

かつての活気を

 自身も3人のいとこを震災で亡くしました。津波で破壊された故郷は、新しく建てられた駅舎を中心に商業施設が集まり始めました。しかし―。
 「少子高齢化がすすんでいた中で被災し、1万の人口は7千に減りました。かつて女川の港は小さいながら、全国から漁船が集まり、夜な夜な漁師たちでにぎわう町でした。どうやって少しでも元にもどしていくのか、真剣に考えていかないといけない」

幸せの実感こそ

 番組がモットーとするものは「非・東京目線」。前身の「マンデードキュメント」から数えて1年半、TBS系地方局制作の作品に光を当て、これまで震災についても取り上げてきました。
 「震災があってからつくづく思うことは優先順位のつけ方ですね。『命でしょ』ってことになるわけだけど、現場から見るとどうも違う。福島県から自主避難している人たちへの住宅の無償提供は、今月いっぱいで終わるわけでしょう。『6年もたてば経済的にも大丈夫でしょ』と、国も県も甘く見ていると思うんです。避難指示だって解除して人が戻ればいいってわけじゃない。子どものいる親たちは許しますかね。復興とは、普通の生活の中で幸せを実感できてこそなんです」
 子どもたちについて語るとき、熱のこもる中村さん。励ましのメッセージを寄せます。「今は、ちょっと長いトンネルにいて、精神的につらい思いをしていると思うけど、ある程度限られた時間のことだから、いずれ出口は来ると、どうか頑張ってほしい」

 なかむら・まさとし 1951年、宮城県女川町生まれ。俳優・歌手。大学在籍時に文学座研究所に入所。日本系「われら青春!」で主演デビューし、挿入歌「ふれあい」で歌手としてデビュー。日本系「夜逃げ屋本舗」、NHK「風の峠~銀漢の賦」など、主演作は100本以上。
(3月6日付)


◎思いのままに/「PTAグランパ!」に出演 安達祐実さん/〝仕事してるママがいい〟うれしくて泣きそうに

 女優として、母としての魅力を増す安達祐実さん、35歳。第2子の産休から復帰して半年、4月2日から放送が始まるドラマ「PTAグランパ!」(NHKBSプレミアム、日、後10・0)で、内田順子役を演じます。「ほんわかとした〝普通の人〟をやるのは新鮮」という安達さんに聞きました。(萩原真里)

 順子はスーパーでパートをしながら3人の男の子を育てていますが、断り切れずにPTA副会長を引き受けてしまいます。自身も、長女がこの春から小学5年生。PTAの会合の後にファミレスに行くシーンなどは、「まさに現実そのまま」だと笑います。

イメージ払う

 「私も、残り2年の間に1回はPTA役員をやらないといけないので、本当に切実な問題です。もちろん、やりたい気持ちはありますが、時間が合わせられないと迷惑をかけてしまうので…」
 ドラマでは「正社員」「パート」と、それぞれの母親の思いがリアルに描かれます。「どんな立場でも、みんな子育てで忙しい。時間をやりくりして、子どもたちの成長を思う親の気持ちを共有していく。それがPTAだと思いました」
 松平健さん演じる主人公・武曾(むそ)勤も、同じPTA副会長。自分を曲げない性格が災いし、母親たちと衝突します。子どもたちのためにと奔走する勤に、順子も次第に信頼を寄せ始めます。
 「すごくいいところがあるのに誤解されてしまう武曾さんを、順子は誰よりも早く理解しています。私も『それはちょっと違う!』と感じたら、伝えるべきだなと思っていますね」
 ここ数年、母親役を数多くこなしてきました。「実感を持って演じられる」自然な流れでした。いまだに「童顔で母親に見えない」と言われることもありますが、「それは、そういう意見もあると受け止めています。今はイメージに振り回されることはありません」。

中堅の立場に

 2歳でデビュー。12歳の時に「家なき子」で国民的女優の名をつかむ一方、20代半ばまで強く刻まれた子役の印象に苦しみます。
 「人の思いに寄り添う余裕がなかったので、何かを見て泣くこともありませんでした。おとなになって、家族ができて、やっと『感情が動くことは恥ずかしいことじゃない』と思えるようになりました」
 結婚、出産、離婚を経て、2014年に再婚。同年に主演映画「花宵道中」で大胆な演技に挑み、〝安達祐実〟のイメージを自ら作り直しました。昨年7月に男児を出産。「私は仕事をしていないと生きていけないけれど、子どもとの時間も大切にしたい」と願います。
 「娘に休むこともできると話したら、『でも、ママはお仕事をしている方がいいな』って。うれしくて泣きそうでした。『ママはクールすぎて怖い』とも言われていますが」
 気付けば「ほとんど年下の俳優さんしか現場にいない」中堅の立場に。「これからは、人から言われたことばかりではなくて、自分がやりたいことを形にしていく時期だと思っています」

PTAグランパ!あらすじ
 大手家電メーカーを定年退職した武曾勤(松平)は、妻・幸子(浅田美代子)や、離婚して実家に戻ってきた娘・都(真飛聖)から邪魔者扱い。勤は、小学1年生の孫娘・友理奈(川北のん)のためにPTA「副会長」を引き受けます。会社人間だった勤とPTAのベテラン勢との間でトラブルが続発。同じ副会長の順子(安達)も騒動に巻き込まれて…。脚本・おかざきさとこ、兒玉宣勝。演出・井坂聡、綾部真弥。全8回。

 1981年9月14日生まれ。映画「REX恐竜物語」(93年)、ドラマ「ガラスの仮面」(97年)、ドラマ「娼婦と淑女」(2010年)など出演作多数。
(3月27日付)


◎倉本聰作 帯ドラマ/「やすらぎの郷(さと)」/テレビ朝日系 来月3日開始/老人ホームでの悲喜劇/石坂、浅丘らが出演

 倉本聰作「やすらぎの郷(さと)」が、テレビ朝日系で4月3日にスタートします。「中高年のために書きたい」という倉本さんの提案で実現しました。半年にわたって、月~金の昼(後0・30~0・50)に放送の帯ドラマ。この新しい試みに主役級の俳優陣がズラリとそろい、撮影が進んでいます。

 老人ホーム「やすらぎの郷」が舞台です。入居条件は一つ。テレビ界に貢献してきたこと。ここへ一人のシナリオライターと往年の大スターたちが集うことになります。
 倉本さんは82歳、全130回をすでに書き終えました。「年配者やおとなたちが安心して見られる時間帯、シルバータイムともいうべきものがあっていい。暗い話には絶対にしたくない。明るいこと、しみじみとしていること、悲しいこと、あくまで笑えることです。シルバー革命になればいいと考えています」
 シナリオライターの菊村栄には、石坂浩二がふんします。「どなたもが菊村は倉本聰だと思われるかもしれませんが、違います。ドラマらしいドラマがなくなったと思っていたので、今回の役はたいへん光栄です」
 浅丘ルリ子が大女優・白川冴子役です。「毎日、セリフを覚えることに追われてたいへんです。苦労しながらも楽しくやらせていただいています」
 有馬稲子はシャンソンの女王・及川しのぶを演じます。「ピアノを弾きながら歌います。舞台『はなれ瞽女おりん』で三味線を死ぬ思いでお稽古しましたが、今回はピアノで死ぬ思いをしています。倉本先生の〝ご本〟から人としての思いやりなどに気がつかされ、ちょっと変な役ですが一生懸命にさせていただきます」
 往年のスターや歌手役で八千草薫、野際陽子、加賀まりこらが登場。ホームの理事役に草刈民代、入居者の世話を取り仕切るコンシェルジュ役に常盤貴子らが出演します。
 ホームで起きる悲喜こもごもの出来事、家族や恋の話、死への恐怖、芸術への心残り、過去や現在が交錯して虚実入り交じった物語が展開します。演出は藤田明二ほか。

*台本の〝伝説〟
 台本に書かれているセリフを、役者は「一字一句」変えてはならない。倉本脚本の伝説といわれています。施設内のバーで働くバーテンダー・財前ゆかり役の松岡茉優さんが、倉本さんに確かめました。「語尾は変えるなとおっしゃいました。役柄のキャラクターが変わってしまうからと」。

*タイから
 80歳のミッキー・カーチスさんは、個性派俳優だった真野六郎役です。タイに住んでいます。「寒いのが嫌いで移住したんです。ゆっくりしようと思っていたら、依頼をいただきました。『面倒かなー』と思ってると、小包が届きました。130話分の台本でした。お引き受けしたんですが、セリフが多くて寝込みました」

*主題歌
 中島みゆきさんが書き下ろした「慕情」(編曲・瀬尾一三)が主題歌です。中島さんは「倉本さんがね。命を削るようにして紡いでいらっしゃるんですから。…冷や汗がダダ流れなお仕事でした」とメッセージを寄せました。
(3月30日付)

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