テレビ

~1月のテレビラジオ面~

☆オーディオドラマ「帝冠の恋」出演~毬谷友子さん語る

☆「ポチたま」ロケにお邪魔します 松本君とまさはる君の旅

☆合言葉は「WE ARE 親戚」 「バリバラ」司会・山本シュウさん語る

毬谷友子(女優).JPG

 □オーディオドラマ「帝冠の恋」出演~毬谷友子さん語る(16日付)

 19世紀のオーストリア・ハプスブルク家が舞台のNHKFMオーディオドラマ「帝冠の恋」。出演に宝塚卒業生4人をそろえて描く宮廷絵巻です。主人公の大公妃ゾフィーに長年仕えたエステルハーツィー夫人役の毬谷友子さん、演出の藤井靖さんに聞きました。(紙面を見る

□「ポチたま」ロケにお邪魔します 松本君とまさはる君の旅(9日付)

 BSジャパン「まさはる君が行く! ポチたまペット大集合」の神奈川県鎌倉市でのロケ現場にお邪魔しました。犬と芸人のコンビが旅をするシリーズは17年目。松本君こと松本秀樹さんが、三代にわたるラブラドルレトリバー犬との思い出を語ります。(紙面を見る

□合言葉は「WE ARE 親戚」 「バリバラ」司会・山本シュウさん語る(1日付)

 障害者の性や「24時間テレビ」のあり方にモノ申す、NHKEテレの障害者バラエティー「バリバラ」が話題です。司会の山本シュウさんが、障害者番組のあり方や自分らしく生きる意味について、軽快な関西弁で深~く語ります。(紙面を見る

●市民が勝ち取った籾井氏退任~市民団体が神戸で「つどい」(19日付)

 露骨な政府寄りの姿勢を示し続けた籾井勝人NHK前会長。再任を阻止したのは視聴者や市民団体の力でした。その一つ、「NHK問題を考える会(兵庫)」が開いた「メディアを考えるつどい」を訪ねました。(記事を読む

●シリーズ「新しい年に」

脚本家や制作者が番組に込めた思いや新年の抱負を語ります。

▽第1回(4日付)はベトナム国営放送と琉球朝日放送が共同制作したドラマ「遠く離れた 同じ空の下で」を手掛けた脚本家・下島三重子さんの寄稿です。他国に翻弄され続けてきたベトナムと、ベトナム戦争の前線基地となっていた沖縄を描きます。(記事を読む

▽第3回(12日付)は広島テレビ・加藤紗千子ディレクター。広島原爆で亡くなったアメリカ兵捕虜12人の足跡をたどった、WATCH「被爆米兵」が第12回日本放送文化大賞準グランプリを受賞しました。(記事を読む

●ドラマで活躍・多彩な顔が登場 1月の「休憩室」

 ☆草刈正雄さんはNHKプレの時代劇「幕末グルメ ブシメシ!」に出演。殿でありながら、変装して町に繰り出す変わり者。台本にビビッときたといいます。
 
 ☆昨年春、「女優宣言」をしたモデルの中川知香さんは、新年早々に夢が実現。朝日系ドラマ「就活家族~きっとうまくいく」で就活中の大学生役で出演しています。

 ☆週7本の番組のレギュラー出演している所ジョージさんの最新の番組は朝日系「人生で大事なことは○○から学んだ」です。神経痛でお正月は一歩も動けず。普通に歩ける喜びをかみしめています。

 ☆テレビ東京系の大人気シリーズ「三匹のおっさん3」で柔道の猛者・シゲ役がピタリの泉谷しげるさん。いま成敗したいのは世間の不寛容。「幼稚園の声がうるさいのは幸せだ」といいます。

●好評・「試写室」 新ドラマ、ドキュメンタリーを紹介

ジャーナリストや作家、詩人ら多彩な執筆陣が、新作ドラマやドキュメンタリーなどの話題作を取り上げ、見どころを伝えます。みなさんは今夜、どの番組を選びますか?

♪♪♪毎週月曜日付は「テレビ・ラジオ特集」です♪♪♪

 毎週月曜は1面を使った特集面をお届けします。最新のテレビ・芸能情報から、話題の人へのインタビュー「思いのままに」など内容も多彩。一流執筆陣によるコラム「波動」は放送界の「いま」を深く切り取ります。毎月1回、気鋭の若手ライター・武田砂鉄さんの「いかがなものか!」、演出の巨匠・鶴橋康夫さんの「ドラマの種」、テレビ評論の重鎮・松尾羊一さんの「ドラマのドラマ」、脚本家や映画監督として羽ばたく足立紳さんの「七転びな日々」と、読みごたえたっぷりのコラムを、どうぞ!

 ◆「波動」執筆陣(50音順)◆

 石井彰(放送作家)、河野慎二(ジャーナリスト)、桜宮淳一(在阪テレビ局報道記者)、隅井孝雄(ジャーナリスト)、利元克己(広島マスコミ9条の会)、桧山珠美(テレビコラムニスト)、藤久ミネ(評論家)

♪♪♪読者・視聴者の「声」で紙面をつくります♪♪♪

◇あなたも投稿してみませんか~「みんなのアンテナ」

「あのドラマは感動した!」「ちょっとこの番組はヘンじゃない」…。テレビ・ラジオ番組の感想を募集しています。また、「NHK会長の発言はおかしいぞ」などの放送問題への意見も大歓迎です。200字程度の原稿にまとめ、①住所②氏名(紙上匿名可)③年齢④電話番号を記入のうえ、以下のあて先・アドレスに送付してください。掲載の場合は薄謝を進呈します。


 【はがき・手紙の場合
〒151-8675  東京都渋谷区代々木郵便局私書箱62号

   【FAXの場合
 03(3350)5298

 【Eメールの場合
 hensyukoe@jcp.or.jp

※いずれの場合も「みんなのアンテナ係」と明記してください。


◎新しい年に/脚本家 下島三重子/琉球朝日・ベトナム合作ドラマ「遠く離れた同じ空の下で」/二つの国結ぶ〝肝苦しい〟

 放送にかかわる人々に新年の抱負や構想を語ってもらうシリーズを始めます。きょうは、脚本家・下島三重子さんの寄稿です。下島さんは、琉球朝日放送とべトナム国営放送が共同制作するテレビドラマ「遠く離れた 同じ空の下で」を手がけました。
 沖縄に通い始めて30年以上経ち、その間に3本の沖縄の芝居を書いた。「ベトナムには悪いと思っていたさ」。コザを取材していて出会ったおばあさんの一言が忘れられなかった。
 中国、フランス、日本、そしてアメリカ、と他国に翻弄され続け、過酷で長い地上戦を体験して来たベトナム。それらは沖縄と重なる。しかもベトナム戦では米軍の主要基地だった。朝から晩まで嘉手納基地から飛び立っていく爆撃機を見ながら、爆弾の落ちた先がどうなっているか知っている沖縄の人たちは「肝苦(ちむぐる)しい」(※参照)と思っていたと。その「肝苦しい」をベトナムの人たちに知ってもらいたい、と思った。芝居にしようか、映画にしようかと、迷っていたが、多くの人に見てもらうならテレビだ、と思い立った。
 昨年2月、沖縄の企業の方から背中を押してもらい、一人、企画書とシノプシス(要約)を持ってベトナムに乗り込んだ。ベトナム国営テレビのプロデューサーや監督に最初に言われたのは「ドラマで戦争を描きたくない」だった。戦後41年経ち、人口9000万人、平均年齢が29歳というエネルギッシュな国では、過去にとらわれるのでなく前を向いて進みたいのだろう。いかに国営放送であっても、視聴率は問題なのだ。ちなみに今、一番人気は韓流ドラマだという。
 その中で、どうやって自分の思いを伝えて行けるか…。4回渡越し、途中から、ベトナムの若い脚本家のトゥイさん、そして社会派の監督がもう一人加わって、12回書き直し、出来上がったのは、沖縄での撮影の1週間前。途中、向こうが提案してくることが、私には面白いとは思えず、何度もやりあったことも。時計は夜中を指していた。主人公の父親がベトナム戦で家族を失い、傷を負っていたという設定はいつしか通っていた。
 沖縄での撮影が2週間、ベトナムでの撮影が1週間、11月頭にはアップして編集に入った。今回は脚本の私と日本側の監督、沖縄での撮影時のスタッフ以外は全てベトナム人。役者は沖縄とベトナム。沖縄の制作窓口は琉球朝日放送。初のローカル局発ベトナムとの合作ドラマだ。琉球国の時代、沖縄は東南アジアに向けて自由に羽ばたいていた。今、また、中央をあてにせず果敢に世界に飛び立っている。
 ベトナムでの放送は1月21日、テト(正月)最初の土曜日の夜ゴールデンタイム8時10分から。「故郷に帰って、家族みんなでテレビを見る、一番良い時間です」とプロデューサーのハイさん。沖縄では3月20日の春分の日の放送。全国はそれからになる。沖縄のテレビ局のディレクター・英里とベトナム人留学生・ハイのラブロマンスである。
 ※沖縄の言葉で、「他人の苦しみや悲しみを知ったとき、自分の肝(心)も苦しく悲しい」という意。

 しもじま・みえこ 1948年、長野県生まれ。シナリオ作家協会会員。主な脚本は、NHKFMシアター「家族の肖像~硫黄島からの手紙」(2012年)、映画「やがて…春」(85年、中山節夫監督)、「母のいる場所」(03年、槙坪夛鶴子監督)、舞台「かじまやーカメおばぁの生涯」(09年、10年、栗山民也演出)など多数。
(1月4日付)


◎新しい年に/広島テレビディレクター  加藤紗千子/ドキュメンタリー「被爆米兵」/原点は本質見極めること

 広島テレビ・加藤紗千子ディレクターの手がけたWATCH「被爆米兵」が第12回日本放送文化大賞準グランプリを受賞しました。今年、さらなる意欲で報道に臨もうとする加藤さんに寄稿してもらいました。
 2016年、広島があれほどの激動の年になるとは予想もしていませんでした。現役アメリカ大統領が初めての被爆地訪問、カープ25年ぶりのリーグ優勝―。県境、さらには国境を越えて多くの人々が感動を分かち合いました。リアルタイムでその瞬間を伝えたテレビの力を、改めて感じることができた年でもありました。
 入社6年目の私にとっても、記憶に残る特別な1年になりました。広島に投下された原爆で亡くなったアメリカ兵捕虜12人の足跡を取材。5月に放送したドキュメンタリー「被爆米兵」は思いがけず、日本放送文化大賞の準グランプリを頂きました。被爆から71年の歳月が流れましたが、地元にはまだまだ伝えなければならない埋もれた歴史があることを実感。「語り継ぐ」という、ローカル局の大切な使命を再認識いたしました。
 一方で思うのはローカルに縛られない広い視野も必要だということです。去年6月、機会を頂き沖縄の辺野古を初めて見学しました。目の当たりにしたのは、スコール(大雨)の中、手製のテントの下で普天間飛行場の移設反対運動をしている方々の叫び…。オバマ大統領の被爆地訪問で日本とアメリカの「和解」が取りざたされていた中、フェンスの向こうの在日米軍があまりに遠く感じたことを覚えています。報道に携わりながらも、基地負担の問題をどこか他人事として捉えていたことを恥じ、あらゆる角度から本質を見極めるという原点に立ち返った旅となりました。
 世界中のニュースを手のひらで取捨選択できる時代。昨今はローカル局の生き残りも話題の一つとなり、いかに良質な番組を視聴者に届け続けられるか真価が問われています。時代の波に取り残されることのないよう、「マクロな視点」に立ちながらも、人の心に寄り添う「ミクロな取材」をするのが、私の目標です。

 「被爆米兵」が日本テレビ系の各局で放送されます。
 14日(土)札幌テレビ、青森放送、テレビ岩手、宮城テレビ、日本テレビ、山梨放送、北日本、中京、広島テレビ、山口放送、四国放送、南海放送、福岡放送、長崎国際、テレビ宮崎、鹿児島読売
 15日(日)福島中央
 16日(月)日本海
 19日(木)福井放送
 20日(金)静岡第一、高知
 21日(土)秋田放送、テレビ信州、テレビ金沢、熊本県民、テレビ大分
 ※放送時間は「日本放送文化大賞」のホームページで公表。山形放送、テレビ新潟、読売、西日本、沖縄テレビは放送済みです。
(1月12日付)


◎放送展望/籾井氏退任、市民運動で勝ち取った/メディア考える集い

 露骨な「政府寄りの姿勢」を示し続けたNHKの籾井勝人会長の退任が決まりました。再任を阻止した力となったのが、全国で活動する視聴者・市民団体の運動です。その一つ、「NHK問題を考える会(兵庫)」が、昨年12月に神戸市内で開いた「メディアを考えるつどい」を訪ねました。(佐藤研二)
 「籾井退任」の決定から12日後に開かれた「つどい」。130人の参加者で会場が満席となるなか、「兵庫の会」事務局の西川幸さんが「籾井会長の罷免・再任反対を求めてきた3年間の活動」を報告しました。
 「振り返ると、私たちは籾井さんのせいで、やったこともないスケールの大きい活動を体験できました」
 籾井氏就任2カ月目の2014年3月に開いた緊急集会は200人が参加。同年6月には大阪、京都の会と共同で1000人規模の集会を成功させます。昨年の夏から全国で取り組まれた「再任絶対反対」を求める署名は、兵庫の会だけで全体の6分の1に当たる5000人分を集め、経営委員会に届けました。
 西川さんは「あの手この手で視聴者の声を届ける活動に徹してきましたが、籾井会長の退任で終わりではありません。安倍政権のもと、これまでの放送のあり方が変わるわけではありません」と、引き続く運動への協力を呼びかけました。
 「つどい」のメインは、山崎雅弘さん(戦史・紛争史研究家)の「安倍政権と日本会議はなぜ『日本国憲法』を敵視するのか」と題した講演。改憲右翼団体「日本会議」の取材を続ける山崎さんは、同会議が設立された背景や目的、安倍政権と共通する「戦前的価値観=国体思想」などについて詳しく説明。安倍首相が唱える「日本を取り戻す」の「日本」は、「戦前・戦中の国家神道時代の日本ではないか」と問いかけます。
 「日本国憲法は、戦後の国民が戦前・戦中の国家体制への回帰という道に戻らないようにする『柵』であるのと同時に、戦前への回帰を望む勢力がそのような事態へと国民を導けないようにする『封印』の役割があったと言えます。自民党の憲法草案は、この封印を一枚ずつはがす内容になっています」
 また、右派勢力による「朝日新聞バッシング」後、メディアが政権批判を控えるようになったと指摘し、「戦前の状況が近づいている」と危惧します。
 「安倍政権と日本会議や国家神道勢力とのつながりを、大手メディアは知っているのにほとんど報じません。踏み込んで書く海外メディアとは対照的です。こうした情報はみんなで共有し考えていかないと、社会は変わっていかないと思います」
(1月19日付)

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