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2024年4月20日(土)

「食料自給率上げろ」

国会前 緊急抗議行動

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(写真)食料・農業・農村基本法改定案の衆院採決強行に抗議する人たち=19日、衆院第2議員会館前

 「国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会」(全国食健連)と農民運動全国連合会(農民連)、新日本婦人の会などが19日、食料・農業・農村基本法(農基法)改定案の衆院本会議での採決に対して、衆院第2議員会館前で緊急の抗議行動をしました。

 参加者は、強風のなか「国民を飢餓に追いやる農基法改定は許さない」と書いた横断幕を掲げ、「農基法の採決するな」「食料自給率を上げろ」「日本の農業を守ろう」と国会に声を上げました。

 農民連の藤原麻子事務局長は、農基法改定案が、食料自給率の向上に反して、輸入依存を促進させるものだと批判。拙速な審議・採決ではなく、十分な審議をするよう求めました。

 農民連常任委員の齋藤敏之さんは、食料自給率向上の位置づけが後退し、農家が今後30万人に減ることへの対策がないと批判。農家への所得補償や価格保障など抜本的な対策の必要性を訴えました。

 新婦人中央本部の浅井まりさんは「食料自給率が深刻になっていることを学習会などで広げ運動を強めていく」と述べました。

 全国食健連の衛藤浩司事務局長は「参院での闘いではより幅広い人とつないで運動を広げ、廃案に追い込むために全力を挙げる」と表明しました。


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