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2024年4月13日(土)

いのち軽視 万博とめよう

開催まで1年 党大阪府委が声明

たつみ氏ら会見

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(写真)声明を発表する、たつみ(中央)、駒井(右)、渡部の各氏=12日、大阪市

 日本共産党大阪府委員会は12日、大阪市内で記者会見し、開催まで1年となった大阪・関西万博について「いのちを危険にさらす万博は中止しかない」との声明を発表しました(全文は同委員会HP)。党府カジノ・万博問題プロジェクトチーム責任者の、たつみコータロー衆院近畿比例予定候補、駒井正男党府委員長らが出席し、渡部結党府副委員長が司会しました。

 声明を紹介した、たつみ氏は、「会場工事現場でガス爆発事故が起きたが、メタンガスが発生し、地盤沈下も進む夢洲(ゆめしま)で開催すること自体が無謀だ。避難計画もなく、安全・安心とは程遠い夢洲に児童・生徒は連れていけない」と指摘。倍近くに上振れした会場建設費など事業費の膨張も終わる保証はなく、「これ以上国民負担を増やさないためにも中止しかない」と強調しました。

 政府・維新が万博に固執する理由はカジノ施設のインフラ整備を進めるためだと批判しました。

 健康被害が大問題になっている機能性表示食品のさらなる規制緩和を大阪府市が、国に迫るなど「万博を危険な規制緩和の実験場にしようとしている」と告発。「いのちより一部の企業、財界の利益を優先させる万博に『いのち輝く』などと掲げる資格はない」と強調しました。

 駒井氏は「府民と語り合い中止に追い込みたい」と話しました。


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