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2024年3月23日(土)

きょうの潮流

 「平和が一番 子どもたちに明るい未来を」「愛する子どもたちを戦場には決して送らない」―。平和への願いをつづった4083枚のはがきが、岸田文雄首相あてに提出されました▼全日本退職教職員連絡協議会(全退教)が、昨年9月から始めた「ボイスアクション」。はがきに思いを込め、現役教職員ともつながり合いながら、タペストリーを掲げて町で訴えてきました▼「教え子を再び戦場に送らない」。教職員はこの誓いを胸に、平和な社会を担えるよう子どもたちの背中を押してきました。あれから70年余、まさか再び大軍拡の道を突き進むとは。「何とかして今止めなければという気持ちに、ぴたりと重なったのだと思う」。全退教会長の長谷川英俊さんはこう話しました▼19日の午前から始まったはがき提出行動には、全国から125人の退職教職員が参加しました。集会後は、JR四ツ谷駅前で約1時間スタンディング。夜には100回目を迎えた「19日行動」で国会前へ。「再び戦場に送る教え子は出すまい」との切なる願いを突き付けた1日となりました▼1枚のはがきに絵や文章で思いを託したアクション。年齢を重ね、街頭で行動することが難しくなった教職員も「これなら、家にいても首相に直接物申すことができる」と。「退職後のひとりぼっちをなくそう」と生まれた会は、教え子の幸せのために、手をつなぐ会へと発展しています▼アクションはまだ途上。子どもたちに平和な未来を手渡す日まで、声をあげ続けます。


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