しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年9月20日(日)

総選挙勝利に直結する「特別月間」――すべての職場支部の総決起を訴えます

9月19日 「特別月間」推進本部長代理 山下芳生

写真

 職場支部で奮闘されている同志のみなさん。コロナ禍のもとで職場を支え、労働者の命と健康を守りながら、党活動でも努力されていることに心から敬意を表します。

わが党の中で重要な位置をしめる職場支部――総決起で勝利への勢いを

 「安倍政治」を「継承」する菅新内閣が誕生し、わが党は「早い段階での解散・総選挙がありうる」(16日、党国会議員団総会での志位和夫委員長のあいさつ)と判断しています。政権交代を含む国政の進路を選択する最高の機会である総選挙こそ、職場支部のみなさんの出番です。現在、職場支部は党支部全体の3割を占め、党員数では全党の2割を占めています。60歳未満の党員の中では、職場支部に所属する党員が4割を占め、まさに「日本社会の現在とこれからを担う世代」の中心は職場支部の同志です。こうした職場支部のみなさんが、「全国は一つ」の見地で総決起してこそ、総選挙勝利をめざす党の勢いをつくることができます。

 いま菅新内閣を美化する報道があふれ、内閣支持率も高くなっています。しかし、国民の命とくらしを守る施策で行き詰まった安倍前政権の路線を継承し、破たんした新自由主義の代名詞である「自己責任」論を押し付ける「自助、共助、公助」の立場を前政権以上に前面に掲げているのが新内閣です。わが党を先頭とした野党の国会論戦と草の根の宣伝・対話を通じて、短期間に、コロナでもくらしでも国民の願いに反する政権の姿を明らかにすることは可能です。

 この中で、新立憲民主党が、「新自由主義との決別」を表明し、首相指名選挙にあたって、わが党にたいして「政権交代」を掲げて枝野代表への投票を呼びかけたことは、野党共闘の新たな前進としてきわめて重要な意義をもっています。

 来たる総選挙は、市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進で、政権交代し、「安倍政治」を名実ともに終わらせ、野党連合政権への道を開く歴史的政治戦となります。「政治を変えて、職場を変えよう」を合言葉に、すべての職場支部のみなさんが、この胸おどるたたかいに総決起することを呼びかけます。

すべての職場支部が、入党のはたらきかけに足をふみだそう

 いま取り組んでいる「党員拡大を中心とする党勢拡大特別月間」は、再来年の党創立100周年までに党勢を「3割増」にする勢いをつくるとともに、総選挙に勝利する党自身の力をつくるためのものです。

 取り組みの現状は、この間の全党のみなさんの奮闘によって、「特別月間」最後の月である9月の頑張りいかんでは、党員でも「しんぶん赤旗」読者でも、党大会時点の峰を回復し、さらに前進することが可能なところまで来ています。

 「特別月間」の目標のひとつは、「すべての支部・グループが、党員拡大に足を踏み出す」ことですが、「特別月間」の成功は、文字通りすべての支部が参加する運動にできるかどうかにかかっています。この点で、すべての職場支部のみなさんが、「特別月間」の取り組みに参加し、「全国は一つ」の見地で、結びつきを生かし、「入党の働きかけに足を踏み出す」ことを心より訴えます。そのことは総選挙勝利をめざす最大の準備となります。

 この間、党中央は、21都道府県の労働・職場分野担当者会議を連続して開催しましたが、会議を受けて、各地で貴重な経験が生まれています。ある県では、「特別月間」で6人の教員を党に迎え、うち4人が30代となっています。いくつかの県では、コロナ禍のもとで、医療分野の医師と労働者の入党が相次いでいます。これらの経験では、若い世代にわが党への「マイナスイメージがない」こと、以前に入党の働きかけをしてきた労働者が、コロナ禍のもとで劇的に変化し、つぎつぎ入党してきていること、入党の決意を促すうえで、党創立98周年記念講演ダイジェストDVDの視聴と『入党のよびかけ』カラーパンフレットが決定的な力となっていること、などが共通しています。「職場で党の灯を守ろう」とねばり強く努力してきたことが、いま実る情勢となっています。

 職場支部を援助する党機関の活動でも、注目すべき経験が生まれています。ある地区では、30ある職場支部・グループを1人の職場担当者が援助してきましたが、8月後半から地区常任委員の複数の地方議員も分担し、支部会議に参加しています。地方議員からコロナ問題の取り組みが紹介されたことを契機に、コロナ危機のもとで生まれている職場の困難、打開のための党支部の役割が活発に討議され、党員と読者の対象者も出され、踏み出す支部が広がっています。

職場支部のみなさんへの二つのお願い

 以上をふまえて、職場支部のみなさんに二つのことをお願いします。

 一つは、早期の解散・総選挙に備え、支部会議の開催を増やし、9月3日の全国都道府県委員長会議での小池晃「特別月間」推進本部長の報告とまとめ、志位和夫委員長の中間発言を討議すること、得票目標と支持拡大目標を決めるなど総選挙にむけた活動を開始するとともに、「特別月間」での党員と読者の拡大の対象者をあげ、働きかけに踏み出すことです。

 二つは、そのための「集い」、「ミニ集い」を計画・開催し、記念講演ダイジェストDVDの視聴など、積極的な支持者づくり、党員と読者の拡大に踏み出すことです。

 党機関は、すべての職場支部への援助を特別に重視し、非常勤の同志を含め、全支部を援助する態勢をつくりましょう。

 職場支部の総決起と「特別月間」の成功へ、私も心ひとつに頑張ります。


pageup