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2019年4月14日(日)

沖縄3区補選 辺野古新基地 推進の自民候補

公約破り・民意背信の数々

“予算やらぬ”地方自治否定の姿勢も

 21日投票の衆院沖縄3区補選に向け、沖縄県名護市辺野古米軍新基地建設の反対を明確に訴える「オール沖縄」のヤラともひろ候補に対し、自民党の島尻安伊子候補は米軍普天間基地(同県宜野湾市)を「辺野古に移す」と、新基地建設強行の立場です。参院議員時代に辺野古新基地反対の公約を真っ先に投げ捨て、県民多数の民意を裏切り、背信行為を続けている人物です。


 島尻氏は2010年の参院選で「(普天間基地の)県外移設に取り組む」と公約し当選。しかし、内閣府政務官当時の13年4月22日の参院予算委員会で「(日米)合意通り辺野古崎(への新基地建設)ということ」と公約破りを宣言しました。

建設容認に転換

 島尻氏の公約破りを皮切りに同年11月25日、自民党沖縄選出衆参5議員が同党本部で当時の石破茂幹事長と会談し、辺野古新基地建設容認に転換。その後の仲井真弘多知事(当時)による新基地建設の埋め立て承認につながります。

 14年1月の名護市長選で新基地反対を掲げた稲嶺進市長(当時)の勝利後、島尻氏は、2月5日の予算委員会の質疑で「一日も早い辺野古への移設を」「(新基地の)工事を早く進めるべきだ」と政府に要求しました。

取り締まり要求

 また、新基地反対の抗議行動に対し「海上保安庁、警察の積極的な対応が必要だ」と述べ「先んじて対策を打つというのが必要だ」と事前の取り締まりを執拗(しつよう)に求めました。

 15年12月15日には沖縄北方担当相としての記者会見で、新基地に反対する翁長雄志知事(当時)の姿勢と沖縄振興予算との関連について「予算確保について全く影響がないものではない」と発言。“国に逆らう者には予算をやらない”と、露骨な地方自治否定の姿勢を示しました。


【島尻氏 ほかにも…】

 ○新基地建設関連工事の受注業者4社から献金を受け取る(12年)

 ○参院予算委員会で集団的自衛権の行使容認の「閣議決定」をめぐり、「今回の閣議決定、特に集団的自衛権について学校現場で間違った、子どもたちが誤解をする表現で授業が行われているという情報が入ってきている」「学校の教師の主観的な言動は慎むべきだ」と質問(14年)

 ○参院選のあった10年に、自らの名前と顔写真の入ったカレンダーを無料配布していたことが分かり、公選法(寄付の禁止)に抵触する可能性が浮上(15年)

 ○沖縄北方担当相会見で「歯舞(はぼまい)諸島」を読めず、「はぼ…なんだっけ」と詰まる(16年)


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