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2019年2月10日(日)

圧倒的世論で改憲阻止へ

全教大会開会 長時間労働解消求める

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(写真)討論が始まった全教の大会=9日、東京都内

 全日本教職員組合(全教)は9日、東京都内で定期大会を開きました。10日までの日程です。

 中村尚史委員長は、9条改憲に固執する安倍首相を批判し、再び戦争する国にさせないために「全ての教職員を視野に改憲反対の『3000万人署名』を集め、9条改憲を許さない圧倒的世論をつくろう」と訴えました。

 統一地方選・参院選では市民と野党の共闘の前進、憲法がいきる政治の確立のために奮闘し「安倍政権を退陣させよう」と呼びかけました。

 長時間過密労働の解決には教職員定数の改善や持ち授業時数の上限規制、競争主義的な教育政策の見直しが不可欠の条件だと強調。1年単位の変形労働時間制導入などは、「学校と地域、個々の教職員に責任を押し付けるものだ」と批判しました。

 10万人対話を掲げた組織建設の「新たな3か年計画」を提起しました。

 方針提案した小畑雅子書記長は、教職員の長時間過密労働の解消に向けて、1年単位の変形労働時間制の導入に反対し、抜本的な定数改善要求を掲げ、国・地方におけるたたかいの強化を強調。改訂学習指導要領の抜本的見直しや、父母・保護者らと語り合う「教育大運動」に引き続き取り組むことを訴えました。

 来賓として全労連の小田川義和議長、日本共産党の田村智子副委員長らがあいさつ。田村氏は、教職員を増やし長時間労働の是正を求める共産党の提言に共感が広がっていると述べ、「長時間労働是正のために頑張り抜きたい」と話しました。


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