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2018年12月7日(金)

米軍機部品落下の保育園

沖縄 宜野湾全市議が視察

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(写真)米軍ヘリ部品が見つかった屋根を指さす神谷園長と宜野湾市議会議員たち=5日、沖縄県宜野湾市の緑ケ丘保育園

 米軍普天間基地がある沖縄県宜野湾市の全市議は5日、昨年12月に米軍ヘリの部品が落下した市内の緑ケ丘保育園を視察しました。園関係者らは市議らに対し「子どもの命を守って」などと訴え、保育園上空を飛ばさせないよう飛行ルートの厳守を米軍に強く求めることを要請しました。

 保護者らでつくる「チーム緑ケ丘1207」の知念涼子さん(43)は「(部品落下)事故で初めて(米軍基地に)恐怖し、わが子の命の危険を感じました」と語りました。

 知念有希子さんは「頑張ってくれる市議もいました」と述べた上で、「事故から1年、市議会としてやっと現場に来るのは遅いです。そこは批判させてください。市議会一丸となっている姿を市民に見えるようにしてください」と訴えました。

 神谷武宏園長は「次は一体、何が落ちてくるのか。これを警告と見ないで何を見るのですか」と問いかけ、「飛行ルートすら守らない米軍を黙って見ているのですか。積極性を望みます。これは県民の命の問題です」と語りました。

 上地安之議長は「議会全体として向き合いたい」と述べました。市議会は、昨年12月に米軍ヘリの窓枠が落ちた普天間第二小学校も視察しました。


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