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2018年10月20日(土)

生活の場に基地 危険

仁比議員 陸上イージス候補地調査

山口県

写真

(写真)白松氏(左端)と懇談する仁比氏(中央)ら=19日、山口県阿武町

 日本共産党の仁比そうへい参院議員は18、19の両日、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」配備候補地とされる山口県萩市の陸上自衛隊むつみ演習場近くの、むつみ地域や、隣接する阿武町を調査し、住民や高橋博史副市長と懇談しました。

 長男夫婦が演習場から200メートルの畑で野菜を栽培する白松博之さん、福島県から移住した浅野容子さん=両氏とも阿武町=、ダイコン産地・萩市千石台で出荷組合長を務める田村健二さんとそれぞれ懇談。「(防衛省に)レーダーの出力を聞いても防衛機密だと逃げられる」(白松氏)、「レーダーに近づいてはいけないペースメーカーを使っている人には命に関わる」(浅野氏)、「農業基地に軍事基地はいらない」(田村氏)などと語られました。配備は両市町と陸自で結ぶ「むつみ演習場使用に関する覚書」に反するとの指摘もありました。

 仁比氏は「迎撃ミサイルの部品が場内に落ちるだけでも大問題で、演習場とは性格が一変する。生活の場に軍事基地を置く危険や、一方的な国の説明の不条理さ、地域を守りたいという住民の思いを国民全体で共有していくべきだ」と応じました。

 高橋副市長は「住民の安全・安心の確保が市の責務で、国にはしっかり説明してほしいが、まだ十分ではないと思う」などと述べました。

 18日夜には「総がかり行動萩実行委員会」の藤井郁子共同代表と懇談しました。

 調査には宮内欣二市議、米津高明阿武支部長らが同行しました。


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