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2018年9月3日(月)

きょうの潮流

 「カジノ誘致なんかやっている場合じゃない」。町工場の社長さんは憤ります。辰巳孝太郎参院議員が東大阪市の町工場で話を聞いていた時のことです▼東大阪市は日本有数のものづくりの集積地として知られます。「どんなに新しい機械ができても、微妙な手の感覚でのミリ単位の調整はできない」。技術の蓄積とネットワークが東大阪の誇りであり魅力▼しかし、事業所数はピークの約1万から約6000に減少。とくに小規模事業所の廃業が目立ちます。後継者問題は深刻です。「単価が安すぎる。せめていまの倍にならないと、後を継いでほしいとはなかなか言えない」▼消費税増税も重荷です。「8%はきつい。税率が上がっても単価は変わらないからね。10%になったらどうなるか」。応援の仕方にも注文が。「大企業や元気な企業への応援ばかり。もっと庶民の懐が温かくなり、カネが地域で回るようにしてほしい」▼大阪の維新府政はカジノの大阪誘致にばかり熱心です。かたや2018年度のものづくり支援予算は07年度の4分の1、小売業振興予算は25分の1です。人の不幸で成り立つギャンブルで大阪の成長などありません▼大阪万博の25年誘致とセットでカジノ誘致を狙う維新府・大阪市政。万博誘致が実現しなくてもカジノの24年開業をめざし巨額のインフラ整備を進める構えです。米カジノ大手資本のもうけ先を考えるより「もっとやるべきことがあるんとちゃうの」。それは町工場の社長さんだけの思いではありません。


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