しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年5月6日(日)

きょうの潮流

 立夏もすぎ、暦の上では夏に入ります。昼の時間が長いこの時期。一日当たりの光の量が最も多いのが5月だとか▼記者は太陽の光で目覚めるようにしています。カーテンを開け、光が顔にあたるようにして。慣れると曇りや雨の日でも大丈夫。けたたましい時計やスマホの音で起こされる強制感から解放されるような気がします▼ぜいたくな目覚めだなと感じたのは、鳥の鳴き声で起こされたときです。木々にかこまれた知人の家に泊まり、むかえた朝。聞こえてきたのはウグイスの鳴き声。なんという幸せ感。おなじみの「ホーホケキョ」です▼知人にそれを話したらウグイスも最初からきれいな声で鳴くわけではないと。はじめはうまく鳴けなくても、練習してだんだんきれいな声で鳴けるようになるというのです▼へー、ウグイスも練習するんだと妙に感心していたら、あるテレビ番組で専門家が同じような解説をしていました。どうやら定説のよう。ピアノ奏者がプロになれるかどうかは、努力をつづけられる才能があるかどうかだといいます。さしずめウグイスは努力家ぞろいなのか▼一日の始まりを気持ちよく。だれもが同じ思いです。睡眠の質にもよるといわれますが、「悪いやつほどよく眠る」とも。なんともいやな言葉ですが、いま「巨悪を眠らせない」という正義の声も日増しに。改ざん、隠ぺい、ねつ造、セクハラは、もううんざり。悪夢の政権と早くおさらばして、太陽の光がいっぱいのすがすがしい夜明けをむかえたい。


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