しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年4月25日(水)

警察の過剰警備追及

藤野氏、国会前 改善求める

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(写真)藤野保史議員

 日本共産党の藤野保史議員は18日の衆院法務委員会で、官邸前や国会前での集会への警察の過剰警備を追及し、改善を図るよう求めました。

 藤野氏は今年3月以降、「これまでの警備のレベルを超える過剰なものになっている」と指摘。官邸前見守り弁護団の調査によって、警官が、抗議参加者は横断歩道を渡ることができないと妨害し、地下鉄駅の出口を封鎖、駅構内や歩道など10カ所に鉄柵バリケードを設置し、警官が隊列を組んで立ちふさがるなど、異常な警備が行われていたことが明らかになったと紹介しました。

 さらに「警察や機動隊員による暴言、暴行も多数確認された」と告発し「女性のバッグを後ろから引っ張って転倒させた例もある」などと指摘。

 その結果、気分が悪くなり帰宅しようとしても人ごみから出られず貧血状態になった人もいるとして「デモの参加者の安全を確保するためというが、むしろ警察の方がトラブルの原因をつくっていたのではないか」と追及し「集会の自由は憲法で保障される国民の権利。過度に制約する警備は許されない。最小限の規制にすべきだ」とただしました。

 上川陽子法務相は「法務相として答える立場にない」と述べるにとどまりました。


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