しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

2018年2月27日(火)

改憲阻止へ知恵尽くす

全国革新懇が代表世話人会

志位委員長参加

 全国革新懇は26日、東京都内で代表世話人会を開き、安倍9条改憲阻止のたたかい、名護市長選をうけた新しい局面での沖縄のたたかいとそれへの連帯、市民と野党の共闘の発展への課題、「働き方改革」一括法案などをめぐる国会論戦について議論しました。日本共産党の志位和夫委員長が参加しました。

 市民と野党の共闘については、先日の社民党大会で共産党、立憲民主党、民進党、自由党の各党代表がそろい踏みしたことが話題にのぼり、国会論戦や来年の参院選にむけて共闘に前向きな動きができつつあることが発言されました。

 安倍9条改憲を阻止する3000万人署名については、「働き方改革」一括法案に盛り込まれた「裁量労働制」の拡大をめぐるデータ捏造(ねつぞう)問題などに国民の怒りが広がるもと、あまりに国会を軽視して立憲主義を破壊する安倍首相による9条改憲は許さないと訴えることが重要だという発言が出ました。「法案提出を断念させるところまで追いつめれば、憲法を守るたたかいにも力になる」などの意見が出されました。

 憲法に自衛隊を明記する安倍首相案に対し、「2項削除」論や「自衛権明記」論が出されるなど自民党内で矛盾が起きていることが指摘されました。一方で、「甘くはない。自衛隊を憲法に明記すれば海外で無制限の武力行使につながるということをどれだけ説得力を持って語り、国民多数の結集をはかれるか知恵を尽くす必要がある」などの発言が出されました。

 米軍基地の問題では、名護市長選で稲嶺進前市長が勝利できなかったのは残念だが、共産、立民、民進、自由、社民の5野党が稲嶺氏を支えた経験は県知事選に向けて大きな力となると述べ、市民と野党の共闘を進める決意が語られました。

 全国各地で、3000万人署名を進めるために、政治的立場や労働組合の違いをこえて学習交流会や決起集会に取り組み、国民世論を喚起するたたかいが取り組まれていることが報告されました。


pageup