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2018年2月18日(日)

藤井、棋戦初V 六段に

将棋 準決勝で羽生2冠にも勝利

 将棋の最年少棋士の藤井聡太五段(15)が17日、東京都内で行われた第11回朝日杯将棋オープン戦決勝で広瀬章人八段(31)に117手で勝ち、プロ入り後初の優勝を手にしました。

 15歳6カ月での優勝は、加藤一二三・九段(78)が持つ一般棋戦の最年少優勝記録(15歳10カ月)を63年ぶりに更新する新記録。また、「五段昇段後全棋士参加棋戦優勝」という規定を満たし、六段に昇段しました。

 1日に五段になったばかりで、わずか16日でのスピード昇段となりました。

 藤井六段は1月の準々決勝で佐藤天彦名人(30)に勝利。17日午前からの準決勝も、永世7冠を達成した将棋界の最高峰、羽生(はぶ)善治2冠=竜王、棋聖=(47)を押し切り、タイトル保持者を立て続けに破る快挙を成し遂げていました。

 藤井六段は「まだ実感が湧いていないが、全棋士参加の棋戦で大きな結果が残せたことは自信になった。まだまだ足りない所が多いが、優勝できたことを励みにさらに頑張っていきたい」と話しました。スピード昇段については「自分でも思ってもみなかったことで、驚いている」と語りました。


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