2018年2月10日(土)
米軍機部品落下 飛行禁止の署名12万人
沖縄・宜野湾 保育園関係者 県に報告
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米軍ヘリの部品落下が問題になっている沖縄県宜野湾市の緑ケ丘保育園関係者が9日、県庁を訪れ、米軍ヘリの保育園上空の飛行禁止などを求める署名が前日までに12万1950人分集まったことを翁長雄志知事に報告しました。
神谷武宏園長は「今も米軍は事故を認めていない。先月22日に私から警察に連絡したら『まだ調査中だ』とのことだ」と報告。佐賀県の自衛隊ヘリ事故で警察と自衛隊が事故原因を調査していることに触れ「あまりにも差を感じる」と述べました。
翁長知事は「米軍機の場合、日本政府はどこも手出しできない。日米地位協定で戦後72年間何も変わらない」と述べ「“辺野古”は順調にいって10年かかる。その間“普天間”がそのままなどあり得ない。12万人の署名の重みを連携して日米両政府に届けたい。継続的、地道にしっかりやっていきましょう」と励ましました。
保育園父母会副会長の知念有希子さん(39)は「長い目でたたかわないといけないと思っています。安心・安全な空を子どもたちに与えるために頑張ります」と語り、翁長知事は「皆さんのおっしゃっていることが100%正しい」と応じていました。
保育園関係者は来週上京し、内閣官房、外務省、防衛省に要請して、日本外国特派員協会で会見します。