しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年2月4日(日)

権力の監視役であれ

安倍改憲阻止へ緊急集会

マスコミ9条の会・JCJが主催

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(写真)参加者の質問に応える上智大学の中野晃一教授(左)と東京新聞の望月衣塑子記者(右)=3日、東京都千代田区

 安倍政権が今通常国会で「改憲発議」を目標に本格的に改憲を推進していることに反対する緊急集会が3日、東京都内で開かれました。主催はマスコミ9条の会と、日本ジャーナリスト会議(JCJ)です。

 JCJの橋詰雅博事務局長が「“安倍1強”に、メディアはどう立ち向かい、安倍改憲を阻止する動きを国民の間で盛り上げるかを訴えていただきたい」とあいさつしました。

 同集会では、上智大学の中野晃一教授、東京新聞の望月衣塑子記者が講演しました。

 中野氏は、安倍政権が進める改憲は、「合理性のないアイデンティティーの改憲」だと強調。「安倍改憲に合理的な争点はありません。教育の無償化も実現できず、日本の富が増すわけではなく、誰にもメリットがありません」とのべ、「憲法を変えて『何がしたい』がなく、戦後日本の歴史を攻撃することで、政治勢力の動員、集票に利用するのが本質だ」と話しました。

 望月氏は「ジャーナリズムとは、報じられたくないことを報じること。権力の監視役ということを忘れてはならない」と語りました。


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