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2018年1月27日(土)

きょうの潮流

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 虹の門。子どもたちは毎日、それをくぐって学び舎(や)に向かいます。未知の世界や人との出あい。大空にかかる虹の橋を渡り、健やかに成長してほしいと▼沖縄・宜野湾市にある普天間第二小学校の正門には虹を模したアーチがかかっています。校歌の冒頭も「空澄みわたる普天間の」。未来や希望を照らす青い空。そこから、子どもたちの心身を脅かす物体が降ってくるとは▼米軍ヘリの窓が校庭に落ちた事故から1カ月余。フェンス越しに普天間基地と向かい合う小学校には、今もヘリの音がひっきりなしに響いています。記者が訪れた日は授業参観日。ふたりの孫が通っているという68歳の女性は「いつも楽しみにしている学校で、あんな恐ろしいことが起きるとは…」▼事故の話になると一様に顔をこわばらせる保護者たち。今年創立50年をむかえる小学校は米軍の施政下だった頃から地域とともに歩んできました。「ここでの暮らしになくてはならない。それを危険にさらす基地を早くなくして」▼そこから1キロほど離れた保育園でもヘリの部品が落下。私たちの上を飛ばないで、子や大切な園を守りたい―。親たちが呼びかけた署名には6万をこえる賛同が激励の声とともに▼いま沖縄の至る所で米軍機の事故やトラブルが相次いでいます。それを追及した志位質問に、自民党から「それで何人死んだんだ」とのヤジが。沖縄の現実や痛みどころか、あまりにも命を軽んじる発言。辺野古に基地を移せば安全とくり返す安倍首相と根は同じです。


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