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2017年11月20日(月)

市民の力が共闘強める

革新懇全国交流会閉幕 経験語り合う

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(写真)革新懇の特別分科会で発言を聞く参加者=19日、名古屋市熱田区

 全国革新懇は19日、「地域・職場・青年革新懇全国交流会」の分散会・分科会を名古屋市内で開き、総選挙での分断・逆流策動を乗り越え、市民と野党の共闘の新たな発展へ奮闘しようと経験交流・討議を行い、2日間の日程を終えました。

 特別分科会「『市民と野党の共闘』で政治を変えよう」では、石川康宏・神戸女学院大学教授、五十嵐仁・法政大学名誉教授、日本共産党の穀田恵二国対委員長が発言しました。

 石川氏は、共闘の再構築と発展に向けた課題で、市民連合と3野党との政策合意の実現へ国会内外でたたかいを広げることなどが重要ではないかと提起。共闘の本格的発展へ「相互支援が当たり前であり、それを市民運動の中に広げることが大事だ」と語りました。

 五十嵐氏は「総選挙の教訓は、野党がバラバラでは勝てない、統一すれば勝てるということだ」と指摘。「共闘が強まってきただけに政権側に脅威となった。共闘にしか活路はない」と力を込めました。

 穀田氏は、市民と野党の共闘の発展を大局的に振り返り、「政治を根本から変える流れに到達している」と力説。安倍政権が共闘発展に対して危機感をもち、安保法制廃止が日米軍事同盟の根幹を揺るがす課題となっているだけに、支配層も“総がかり”で反撃しているとして、「憲法と安保法制の問題でいささかも揺るがず、そして、暮らしを立て直すために今後も頑張りたい」と表明しました。

 会場からの発言では、「多くの人が『2年間の共闘の歩みと大義を捨てないで』と声を送り続け、民進党議員は希望の党に行かず、大義を掲げて無所属出馬を表明した。ここには2年間の共闘の力がある」(高知)、「『野党がブレないよう私たちが頑張る』との声があがり、市民が共闘を強める力となっている」(埼玉)と強調。香川の参加者は、「民進党出身の議員は希望へ移ってしまった。この交流会での他の発言を聞き、市民が野党に働きかける力をもっと強めることが必要だと痛感した」と述べ、「革新懇がさまざまな課題・要求で共同してきた人との信頼は、選挙を通じいっそう広がった。自治体単位に革新懇をつくりたい」と意気込みました。


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