2017年7月2日(日)
“地域の動脈”北の鉄路守ろう
札幌市で「会」発足集会
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JR北海道が道民の願いに背を向けて進めている、路線廃止をやめさせようと、「北の鉄路存続を求める会」が1日、札幌市で結成されました。
JR北が昨年秋、半分以上の路線を「単独維持は困難」と発表して以来、「鉄路切り捨ては許せない」と世論が沸騰しています。
80人を前に、保母武彦島根大学名誉教授が基調講演。道労連の黒澤幸一議長は、対象の沿線自治体で街ぐるみの運動が広がっていると紹介。「地域の動脈である鉄路を守り生かして北海道の再生を図り、経済を発展させていこう」と主催者あいさつをしました。
集会では、JR北が廃止・バス転換の対象としている地域の代表らが発言。暴風雪で2年以上不通となっている日高本線の沿線、真壁悦夫日高町議(日本共産党)は、4月に実施した沿線キャラバンで各自治体の町長、議長らと存続へ力を合わせて頑張ることを共有できたと語りました。
高校生の通学などに重大な影響が出ている留萌、石北、室蘭、富良野など沿線の状況について、高校教員らが報告。「JRがなくなると高校自体の存続が難しくなり、行きたい高校に行けなくなり、学ぶ権利が奪われてしまう」と訴えました。
道労連、「明るい革新道政をつくる会」、道高教組、北商連、道農民連、道民医連、新日本婦人の会道本部が呼びかけました。