「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年1月25日(水)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 「一億総中流社会」などと日本が呼ばれるようになったのは1970年代です。内閣府の世論調査で9割以上の国民が生活程度を「中」と答えるようになり、その意識は今も続いています▼他人と比べても良くもないが悪くもない。豊かではないが貧しくもない。そんな心持ちが答えに表れているのかもしれませんが、世紀をまたいで社会や生活の内実は大きく変化しています▼この20年間で生活の苦しさ、悩みや不安を感じている人が大きく増え、直近の調査でも2倍近くに。所得や収入、資産や貯蓄の面でも不満が満足を上回っています。一方で巨額の富が一握りの富裕層に集中し、40人に日本の富の半分ほどが集まっているという試算も▼普通に暮らすことができず、「下流老人」といわれる高齢者。高学費やブラックな労働で夢も希望も抱けない若者。居場所がなく満足な食事さえとれない子どもたち…。格差と貧困のひろがりは、人びとの心と体を傷つけ、この国をむしばんでいます▼昨日の代表質問。社会をゆがめた経済政策の根本を日本共産党の志位委員長がただしました。税金の集め方、使い方、働き方や大企業と中小企業の格差是正まで。1%のための政治から、99%の国民のための政治に切り替えよと▼安倍首相は何年たっても実現しない「成長と分配の好循環」を相も変わらず。このままでは「一億総活躍社会」どころか「一億総貧困社会」に。この政権にノーの声を上げる。それが、希望のもてる社会につながっていきます。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって