2016年9月2日(金)
高江 工事車両次々 住民抗議
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米軍北部訓練場のH地区とG地区での米軍ヘリパッド=オスプレイパッド(着陸帯)の工事実施予定日を迎えた1日、沖縄県東村高江の両地区の工事現場に通じるゲート前に市民が座り込むなどして抗議しました。
工事が本格化することを警戒し、うるま市から51人が大型バスで駆けつけました。
午前10時半にN1地区ゲート内にダンプカー10台分の砂利が搬入され、午後3時半にはH地区とG地区に通じるゲートに工事関係車両9台が入りました。ゲート前などで抗議していた市民を機動隊が両手足などをつかんで排除しました。
東村の宮田健次企画観光課長と平田尚樹建設環境課長が視察に訪れ、村道を機動隊が車両で封鎖している状況などを確認しました。
市民らは「住民の通行が妨げられ、村長が懸念する通りの状況になっている。村道に工事関係の車両を通さないように指示してほしい」と求めました。
県道の路肩で砂利の搬入に抗議していた浦添市の女性(76)は「沖縄戦で犠牲になった両親の遺志を受け継いでいる。沖縄を戦争の拠点にすることは絶対に許せない」と語りました。