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2016年3月30日(水)

高校生100人に山下氏語る

若者動くとき政治は必ず変わります

各党議員と議論

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(写真)高校生を前に、国政の問題について語る山下氏(壇上)=29日、国会内

 高校生らでつくるNPO法人「僕らの一歩が日本を変える」は29日、高校生と国会議員らが政治について語り合う企画「高校生100人×国会議員」を国会内で開催しました。全国各地から約100人の高校生が参加。与野党の代表らが招かれ、日本共産党からは山下芳生書記局長があいさつしました。

 山下氏は、自身の生い立ちや入党のきっかけを紹介し、「18歳選挙権で、若い皆さんが文字通り、この国の主役、政治の主人公になります。自らの目で見て、考え、行動してほしい」と語りました。

 国政に関して、原発の「異質の危険」や福島原発事故を機にドイツが「脱原発」を決断した事例をあげ「3・11を体験した日本が進むべき道は、原発再稼働、原発に頼る道か、それともドイツのように脱原発、再生可能エネルギーの道へ進むのか、ぜひ皆さんに考えてほしい」と提起。また、高すぎる学費について「欧米の多くの国々は大学卒業まで学費は無料です。若い人たちが技術や知識を身に付けることは社会全体が良くなることだから、学費は社会全体で負担しようということです」と説明し、世界でも遅れた“受益者負担主義”からの転換を図ろうと呼びかけました。

 山下氏は、戦争法(安保法制)が同日施行されたとして「『集団的自衛権』は『自衛』という名前がついていますが、日本がどこからも攻められていないのに、アメリカが世界で起こす戦争に一緒に出掛けて武力行使できることになる」と解説。「他国の若者や子どもたちを殺し、殺される日本にしていいのか。いま高校生が全国で戦争法廃止のデモやパレードに取り組んでいます。私たちも皆さんと一緒にこの法律を廃止するまで頑張りたい。若い皆さんが立ち上がり動くとき、政治は必ず変わります」と力強く訴えました。

 高校生と国会議員らはグループごとに分かれ、子育てや教育、「若者と政治」など、多彩なテーマで議論。「投票に行くことは大事だけど、まず政治問題の知識を深めたい」「シリアでの空爆など、海外での内戦を終わらせるにはどうすればいいか」など疑問や意見を出し合いました。


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