「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年12月3日(木)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 社会が直面している課題に活動を通してとりくむことは学生の本分そのもの―。脳科学者の茂木(もぎ)健一郎さんはいいます。学問を本気でやれば社会問題にもとりくみたくなり、その経験がまた学問に通じると▼学生たちが時の政権の暴走に対して立ち上がった2015年。中心となった「SEALDs(シールズ)」について、茂木さんはこう歓迎します。「私たちがより賢明になるための、ひとつの助走、そして飛翔かもしれない」(『民主主義ってこれだ!』)▼今年の新語・流行語トップテンに、SEALDsが入りました。メンバーの奥田愛基(あき)さんは喜びながらも自由や民主主義、憲法を守れということが流行語になっていいのか、これからも訴え続けたい、とあいさつしました▼国会や官邸前で列島各地で、今年は戦争法に反対する国民の運動が大きく広がりました。流行語候補の多くがそれに関連する言葉だったことも象徴しています。年を越し、正月が過ぎても、燃え上がった火は消えないでしょう▼トップテンの中には「アベ政治を許さない」も。安心して暮らせる社会を願う人びとと、あらゆる場面で対立する政治。それを変えたいとの思いはさらに▼「巨大な社会のなかで、一人ひとりが自分であろうとする闘争は、とても小さなたたかいです。しかし、そのたたかいに、あなた自身の存在がかかっています。そして、この自由を求めるたたかいこそ、人類の未来をひらく力なのです」(川田忠明著『社会を変える23章 そして自分も変わる』から)


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって