「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年8月25日(火)

相模原米軍基地火災 立て続けに爆発音

住民から不安の声

基地があるのはおかしい

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 「日本に米軍基地があるのは、おかしい」―。相模原市の米軍基地「相模総合補給廠(しょう)」で24日未明に起きた爆発火災事故は、立て続けに起こった爆発音や激しい火花に、住民からいっせいに不安の声があがりました。

 爆発音は4キロ以上離れた場所でも聞こえました。音に驚いて相模原の自宅屋上に駆け上がった男子大学生(21)は「煙が見えた」と証言しました。

 補給廠と道路1本を隔てた県営住宅の住民からも不安の声が聞こえます。

 最上階から補給廠をみおろした84歳の女性が心配そうにいいます。「戦争になれば人殺しのために使う基地です。相手からも狙われるでしょう。いつ吹き飛ばされるかわからないね」

 女性の娘(50代)は倉庫の右側から、炎が燃え上がったのを目撃していました。爆発地点から数百メートルしか離れていません。明るくなってから改めてこんなに近かったのかと怖くなったといいます。「この基地は、いつ何が起きるかわかったものじゃありません。一体何が保管されているのかも、まったくわからない。爆弾が爆発したのではないかという不安もありました。米軍基地はいやですよ」と憤りを隠しません。

 近くに住む17歳の男子高校生も、語ります。「窓を開けていたら、爆音とともに猛烈な風が入ってきた。爆風じゃないでしょうか。なぜ爆発が起きたか理由が知りたいけど、日本の警察などが手を出せないんですよね。怖いし、日本に米軍基地があるのはおかしい」。

 相模原市平和委員会は各団体とともに26日に、米軍に対する抗議行動をおこなう予定です。あわせて、原因究明と情報公開や基地早期全面返還を求めて市に要請します。

 日本平和委員会、新日本婦人の会は24日、「事故に抗議し、検証可能な原因解明や基地の全面返還を要求する」などの談話を発表しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって