2015年8月16日(日)
「平和実現」誓う
新宗連が追悼式典 2800人参列
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新日本宗教団体連合会(新宗連)と新日本宗教青年会連盟は14日夕、東京都千代田区の国立・千鳥ケ淵戦没者墓苑で、教義や信条の違いを乗り越え、宗教協力の理念のもと、戦争犠牲者を追悼し、絶対非戦と平和実現の誓いを新たにする平和祈願式典を開きました。同式典は今年で50回目。雨が時折、激しく降るなか約2800人が参列しました。
新宗連の保積秀胤(ひでたね)理事長はあいさつで、戦争法案にふれ、「将来にわたり立憲主義を堅持し、平和主義をもととする国家として歩み続けていくことを祈念する」と語りました。
同会は7月末、「違憲性が高く、国民の理解が進まないなか、衆院での強行採決は立憲主義と国民主権を脅かす」として、「戦争法案」に憂慮を示す意見書を安倍首相に提出しています。
両親と参列した都内の高校に通う女性(17)は、「戦争を始めたいと考えるおとながいることが信じられない。ずっと平和なままの日本でいてほしい」と話しました。