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2015年6月17日(水)

情報流出検証委に野村氏起用

思想調査担当者で不適格

小池議員指摘

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 日本年金機構から125万人の個人情報が流出した事件で、日本共産党の小池晃参院議員は16日の厚生労働委員会で、厚労省が立ち上げた検証委員会の事務局長に、大阪市の特別顧問として2012年に同市が職員に行った「思想調査」アンケートを担当した野村修也氏を起用した問題を追及しました。

 「思想調査アンケート」は、大阪府労働委員会、中央労働委員会ともに「不当労働行為」と認め、橋下徹市長も謝罪。大阪地裁では、憲法で保障された団結権の侵害、プライバシー権の侵害にあたるとして賠償を命じる判決が下っています。

 「それを知って任命したのか」と小池氏がただしたのに対し、塩崎恭久厚労相は「過去の年金事業の検証に何度も携わってもらっている。年金事業の専門家だ」と開き直りました。

 小池氏は、年金積立資金運用法人改革問題などで、塩崎氏と野村氏が結びついていることを指摘した上で、「野村氏は、社会保険庁『改革』から関わってきた人だ。こういう人がふさわしいのか」と指摘しました。


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