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2015年6月7日(日)

口永良部島噴火1週間

49世帯75人が避難生活

屋久島

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(写真)ボランティアが提供したピザやスイカを食べる口永良部島の子どもたち=6日、鹿児島県屋久島町

 鹿児島県の口永良部(くちのえらぶ)島の新岳で爆発的な噴火が発生してから、5日で1週間。その後の噴火の兆候はないものの、依然として噴火警戒レベル「5(避難)」の状況が続いており、立ち入りが厳しく制限されています。

 屋久島にある三つの避難所では6日現在、49世帯75人が避難生活を余儀なくされています。各避難所では、町職員やボランティアが避難者の生活支援に取り組んでいますが、島民が切実に願う帰島のめどは立っていません。

 小中学生がいる家族など27人が暮らす「老人憩いの家」では同日、ボランティアが提供したピザやスイカが子どもたちに振る舞われました。避難者が寝泊まりする広間には救援物資として届けられた畳が敷かれ、就寝時に男女のスペースを分けるカーテンも設置されましたが、見通しのない避難生活に多くの島民がストレスを抱えています。

 口永良部島内で民宿を営む男性(67)は、「着の身着のままで避難し、今は家のことが心配でたまりません。島が危険な状態にあることは分かっていますが、少しでも早く帰りたい」と語ります。

 島に残されたままになっている家畜やペットの状況を心配する声も相次いでいます。

 屋久島町は同日、避難者の仮住まいとなる公営住宅23戸の入居に関する説明会を開き、約70人の島民が参加しました。この中で荒木耕治町長は、「皆さんが一日でも早く島に帰ることができるよう、職員と一丸になって取り組んでいます」と述べました。

 日本共産党の渡辺博之町議は、公営住宅の空室状況などを確認し、各避難所を訪問しながら救援活動に全力をあげています。

 (丹田智之)


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