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2015年5月4日(月)

第46期将棋新人王戦 3回戦すすむ

有力者も初出場も活躍

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(写真)阿部光瑠五段

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(写真)青嶋未来四段

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(写真)渡部愛女流初段

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(写真)菅井竜也六段

 第46期将棋新人王戦(しんぶん赤旗主催)は2回戦が終了し、4月30日から3回戦が始まりました。26歳以下・五段以下の若手棋士中心の新人王戦では新しいヒーロー、ヒロインの誕生が楽しみのひとつ。今期も有力者に加え、初出場者の活躍が際立っています。

 今期は六段(トーナメント開催中に昇段)3人、五段6人、四段12人、奨励会三段14人、女流4人、アマチュア代表の赤旗名人1人の40人が出場、新人王の座をめぐって腕を競っています。

 昨年優勝の阿部光瑠五段(20)が黒沢怜生四段(23)を破ってベスト8一番乗り。連覇に向けて、好発進を遂げています。

 注目されるのが初出場の青嶋未来新四段(20)。棋士養成の奨励会三段リーグ戦を16勝2敗の好成績で突破して、4月にプロデビューしたばかり。第41期新人王の阿部健治郎五段(26)、石井健太郎四段(23)を連破して、3回戦進出を果たしています。

 女流では日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属で初出場の渡部愛女流初段(21)が三枚堂達也四段に完勝し、女流でただひとり初戦を突破。3回戦では。甲斐日向(ひゅうが)三段(22)と対戦します。

 今期が新人王戦出場最後となる斎藤慎太郎六段(22)、菅井竜也六段(23)も順調に2回戦を突破しています。

話題豊富な対局

 新人王戦の対局が話題となっています。

 昨年の赤旗名人戦優勝の天野貴元(よしもと)さん(29)は惜しくも1回戦で敗退しました。しかし、がんとたたかいながらプロ棋士を目指し将棋に打ち込む姿が感動をよびました。

 また牧野光則五段(27)と第44期新人王の都成竜馬三段(25)との対局は、持ち時間各3時間にもかかわらず11時間(昼食休憩含む)、343手の超長手数におよぶ激闘でした。1手60秒以内に指す両者「一分将棋」になってからだけでも201手を要し、その間、形勢が揺れ動いてようやく決着がつくという対局で、将棋大賞名局賞特別賞を受賞。「後世に伝えるべき将棋」として表彰されました。

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