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2014年11月26日(水)

激変 政党構図

北関東ブロック

11年ぶり2議席必ず

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 北関東ブロック(埼玉、群馬、栃木、茨城=定数20)で日本共産党は、前職の塩川鉄也氏の議席を絶対に確保し、さらに新人の梅村さえこ氏の当選で、11年ぶりに比例2議席へ必ず議席倍増を、と奮闘しています。

 共産党は、北関東4県の32小選挙区すべてに候補者を擁立。消費税増税、原発再稼働、新基地建設など安倍政権の暴走と全面対決し、国民とともに共同して新しい政治をつくる改革ビジョンを提案しています。

 共産党北関東比例ブロック責任者の荻原初男氏(党埼玉県委員長)は、この2年間で共産党が「原発ゼロ」、環太平洋連携協定(TPP)反対、オスプレイの飛行中止などで幅広く市民との共同を広げてきたことを強調。今回の総選挙では65万票、得票率10%以上の目標を掲げ「北関東のすべての党員と後援会員が心一つにしてたたかいぬく」と話しています。

 自民党は、「消費税の増税をいったん見送って民意を問う」と訴えていますが、候補者は1年半後の増税について踏み込んだ説明はできません。

 相次ぐスキャンダルも清算しないまま。政党支部や後援会の政治資金の不明朗な支出が発覚し、10月に経済産業相を辞任した小渕優子氏(群馬5区)。公選法違反の疑いがもたれているのに、自身の説明責任を果たさないまま、再び自民党の公認で立候補します。

 「政治とカネ」をめぐる自民党の対応に市民の怒りは大きく、小渕氏が出馬会見した21日、同氏の後援会婦人部で活動してきた女性から共産党県委員会に「きょうをもって小渕さんの支持はやめた。きょうから共産党だ」と電話が入るなど、企業・団体献金を1円も受け取らないクリーンな共産党への期待が広がっています。

 民主党は、埼玉9区に立候補していた新人が突然辞退を表明(16日)するなど混迷。生活の党前職の復党や元自民党でみんなの党前職の公認など無節操な擁立劇を展開しています。

 「第3極」と言われたみんなの党は、前回、北関東比例で約79万票を得ましたが、解散前に解党。前回比例で4議席を得た日本維新の会は、みんなの党から分裂した結いの党と合流し維新の党を結成。民主党と選挙協力に乗り出し、生き残りに懸命ですが、その共通政策には総選挙の大争点で自民党に対抗する足場はありません。

 こうした状況に「ほかの野党はだらしない。共産党に強く、大きくなってほしい」(埼玉県熊谷市の74歳の女性)など、自民党との全面対決を鮮明にしている共産党への期待や関心は大きくなっています。


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