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2014年10月2日(木)

きょうの潮流

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 北海道・根室のサンマ、鳥取・大山(だいせん)の地ビール、島根・海士(あま)町の「島のさざえカレー」…。地方を切り捨てておきながら、安倍首相は所信表明演説で各地の知恵と努力を自分の手柄のように紹介しました▼全体が空疎な言葉で飾られた演説。集団的自衛権の行使容認や消費税再増税をはじめ、焦点には極力ふれない。一方で、原発は再稼働、米軍基地については「日米合意に従い、抑止力を維持」と多数の声を無視して突き進む強行ぶり▼「あまりに中身がない。自分たちの政治を国民に説明して、理解を得ようという姿勢がかけらもない」。そう批判した日本共産党の志位委員長が、民意に背く安倍政権の政治を代表質問でただしました▼戦争か平和か。国民に増税、大企業に減税か。原発ゼロか再稼働か。米軍基地建設か基地のない沖縄か。どちらが、国民が安心して平和に暮らせる道なのか。どの分野でも、安倍首相の政治は日本の国を滅ぼす、と▼安倍首相は所信表明で明治の篤農家、三河の古橋源六郎暉皃(てるのり)をとりあげ、境遇に嘆かず、前進しようと呼びかけました。飢饉(ききん)のなかで彼は「すべての人々の安穏たる生活のため」に尽くし、百年の計を説いた人物といわれています▼政治に求められるのも、国の将来を見すえたかじ取り。岐路に立ついま、古い路線にしがみつくか、変革の道をめざすか。「日本社会は自民党型政治の総決算が求められる時期を迎えている」(志位委員長)。この国の行方がかかる“自共対決国会”の幕開けです。


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