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2014年9月28日(日)

9条俳句拒否根拠示せ

さいたま 市民有志が考える集い

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 さいたま市大宮区の三橋公民館が、俳句サークルが選んだ「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の句を公民館だよりに掲載拒否した問題についてさまざまな角度から議論しようと、市民有志の呼びかけによる集いが27日、同区の市民会館おおみやで開かれ、160人が参加しました。

 市の公民館運営審議会委員長の安藤聡彦(としひこ)埼玉大学教授が発言し「自主的な学びや活動、表現に対し公的レベルでの規制が起きており、生きづらい社会をつくり出している。市の公民館で起きたことは、まことに残念」と語りました。掲載拒否について「市は正当な根拠を示せていない」と指摘。審議会での議論も不十分だとし、今後、句会の当事者の意見も聞きながら議論を深めたいと語りました。

 県内外から多くの市民が参加し「公民館の改修問題で署名を集める箱を置いたら『政治問題に当たる』と撤去を強要された」などの事例が報告され、「意見を言うことをためらう空気になるのが怖い」などの声が上がりました。安藤氏は「公民館は一人ひとりの市民と地域の民主主義の力で支えられている。この問題を議論し、伝える取り組みが問題解決にとって決定的に大事」と話しました。

 集いでは、教育学者の大田堯(たかし)東京大学名誉教授のインタビュービデオが紹介されました。


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