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2014年8月26日(火)

広島 災害発生6日

大量土石 重機ほしい

安佐南区 住民、自宅の泥運びに汗

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 広島市北部の記録的な豪雨で、住宅地に大量の土石流が押し寄せた安佐南区八木8丁目では、災害から6日を迎えた25日もほとんど手つかずの状況が見られました。県労働組合総連合(県労連)は現地を訪れ、被災者を見舞い、要望を聞きました。


写真

(写真)被害状況を話す住民(左端)。後ろは自宅2階のベランダ=25日、広島市安佐南区八木8丁目

県労連が被災者見舞う

 自宅1階が土石流で埋まった男性(40)=公務員=と妻(39)=看護師=は、汗をぬぐいながら泥や家具を運び出していました。土石が大量にたまり、その上を歩くと電線が頭に触れそうになるほどの高さです。今は妻の実家で生活しています。

 基礎に損傷がなければリフォームは可能との話を住宅メーカーから聞き、友人やボランティアの人たちと日々懸命に片付けていますが、男性は「家の周りの土石は重機がなければどうにもならない」と険しい表情でした。県労連の門田勇人事務局長らは「行政がしっかり対応するべきだ」と話し、被災者生活再建支援法の活用などもすすめました。

 同日、県労連は各分野の市民団体に呼びかけて対策会議を開催。災害被災者支援と災害対策改善を求める全国連絡会の中山益則事務局長は、ボランティアの安全確保やさらなる規模で長期間の継続的な派遣を呼びかけ、「建設や医療など各団体の協力が求められ、それを結集した『共同センター』が必要」と提案しました。(中川亮)


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