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2014年7月2日(水)

集団的自衛権容認の「閣議決定」撤回を

官邸へ終日 私もたたかう

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(写真)「憲法壊すな」「いますぐやめろ」と抗議する人たち=1日、首相官邸前

 安倍政権が憲法の解釈を変えて海外での武力行使を容認する閣議決定を強行した1日、首相官邸前では終日、抗議の行動が続きました。午後5時すぎ、閣議決定強行の連絡が入ると、コールが鳴りやみ、一瞬の静寂の後、「閣議決定絶対撤回」「改憲やめろ」の大合唱が始まりました。午前7時半ごろから集まった参加者は、時間がたつにつれて続々と増え続け、夕方には長い列ができ、身動きができない状況に。1日を通して6万人の熱いコールは夜遅くまで響き渡りました。

 静岡県三島市から一人で駆けつけた大学生(22)は、初めて抗議行動に参加しました。「知り合いが戦地に行ってしまうかもしれないと考えたら心配になって。だからここに来ました。ずっと遠くからも抗議の声が聞こえてきて、勢いを感じました。自分の周りの人にも知ってもらうように頑張りたいです」

 東京都練馬区の男性(21)も大学生。「閣議決定されたって終わりじゃない。もっと多くの人が『戦争反対』に賛同して、安倍政権に怒りを突きつける新しいたたかいが始まったと思います」と話します。

 終戦を中国東北部で迎えた直後に弟を飢えで亡くしたと話す練馬区の男性(79)は「軍国主義を復活させようなんて許せない。閣議決定はされたが、自衛隊を海外に派兵させる悪法をつくらせないたたかいになる。ここまで大きく広がった反対世論を力に、どんどん運動を強めていく」と語りました。

 昨夜、初めて抗議行動に参加し、2日連続で官邸前に来た同杉並区のフォトグラファーの女性(34)が話します。「自分の子どもが戦争に連れて行かれると思うと許せない。撤回させるため、自分の周りの人に集団的自衛権の行使容認の怖さを伝えて一緒に立ち上がってもらおうと思います」

 雑誌編集の仕事をしている同新宿区の男性(25)は、「憲法を解釈で変えるなんて異常事態だと思います。僕たちは『戦争をしない、させない』ということをみんなで確認して安倍政権を追いつめていかないといけない」と話しました。

 前日夜の近鉄奈良駅前での行動を終え、友人と2人で夜行バスに乗って参加した奈良県大和高田市の男性(70)は「閣議決定を具体化する法律や政策の実施を止め、『戦争する国』づくりをさせない行動を奈良でも広げていきたい」と語りました。

 この日の行動には、日本共産党の志位和夫委員長をはじめ、笠井亮衆院議員、田村智子、大門実紀史、吉良よし子、紙智子の各参院議員が参加しました。


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