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2014年4月4日(金)

ウクライナ 国境ロ軍「侵攻可能」

NATO軍司令官が危機感

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 【パリ=浅田信幸】北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍のブリードラブ最高司令官は2日、ロシア軍はウクライナの「侵攻」に必要なだけの部隊をウクライナとの国境地帯に集結させており、3〜5日間で目標達成が可能だと危機感をあらわにしました。ロイター通信が報じました。

 NATOは、約4万のロシア軍部隊がウクライナの南東部に展開していると見ています。司令官は、航空機、ヘリ、野戦病院、電子機器をそろえた「非常に広範囲な、能力のある、準備の整った」部隊だとし、「決定があれば、ウクライナ侵攻を成功させるのに必要なすべて」の態勢ができていると指摘しました。

 司令官はまた、ロシアがウクライナを侵攻する場合に考えられる目標として、▽併合したクリミアへの「陸の回廊」の確保▽ウクライナが黒海への出口として持つ港湾都市オデッサの制圧▽モルドバ東部の親ロシア系分離派の支配地域との直接通路の確保―などをあげました。

 ロシア政府は、クリミア併合後、隣接諸国を侵攻する意図はないと表明。同時に、ロシア系住民を保護するため、必要なら介入する権利を保留するとの立場を明らかにしています。


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