2014年3月21日(金)
短すぎる審議時間 不誠実な答弁
14年度予算成立
2014年度予算は20日、戦後3番目の早さで成立しました。年度末を10日残しての成立は、小渕恵三内閣の1999年度、2000年度予算(ともに3月17日)に次ぐスピードです。
政府に対する予算委員会での質疑時間は衆院でわずか70時間と、2000年以降で3番目の短さです。参院は約60時間で、審議入りして間もなく自民が20日成立を前提に話を進め、徹底審議に背を向けました。
質疑の短さに加え、閣僚の不誠実な答弁姿勢も目立ちました。新藤義孝総務相は12日、参院予算委員長から指名を受けずに勝手に安倍首相の代わりに答弁席に立とうして制止されました。石原伸晃環境相は17日、参院環境委員会での予算委嘱審査に遅刻し、20日の予算委員会で謝罪に追い込まれました。